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WorksheetFunction.GammaDist(Double, Double, Double, Boolean) メソッド

定義

ガンマ分布関数の値を返します。 この関数を使うと、正規分布に従わないデータの分析を行うことができます。 ガンマ分布は待ち行列分析などで使用されます。

public:
 double GammaDist(double Arg1, double Arg2, double Arg3, bool Arg4);
public double GammaDist (double Arg1, double Arg2, double Arg3, bool Arg4);
Public Function GammaDist (Arg1 As Double, Arg2 As Double, Arg3 As Double, Arg4 As Boolean) As Double

パラメーター

Arg1
Double

x: 関数に代入する値を指定します。

Arg2
Double

α: 分布のパラメーターを指定します。

Arg3
Double

β: ガンマ分布のパラメーターを指定します。 beta = 1 の場合、 GammaDist は 標準のガンマ分布を返します。

Arg4
Boolean

関数形式: 関数値の形式を、論理値で指定します。 累積が true の場合、 GammaDist は累積分布関数を返します。 false の場合、確率密度関数が返されます。

戻り値

注釈

重要: この関数は 1 つ以上の新しい関数に置き換えられました。この関数は、精度が向上し、その名前が使用法をより適切に反映している可能性があります。 この関数は旧バージョンの Excel で引き続き利用可能ですが、 ただし、下位互換性が必要ない場合は、機能をより正確に記述するため、今後は新しい関数の使用を検討する必要があります。新しい関数の詳細については、 メソッドに関するページを Gamma_Dist(Double, Double, Double, Boolean) 参照してください。

x、alpha、または beta が数値以外の場合、 GammaDist は #VALUE を返します。 が返されます。

x < 0 の場合、 GammaDist は #NUM を返します。 が返されます。

アルファ≤ 0 の場合、またはベータ版≤ 0 の場合、 GammaDist は #NUM を返します。 が返されます。

ガンマ確率密度関数は、次の数式で表されます。

図 1: ガンマ確率密度関数

また、標準ガンマ確率密度関数は、次の数式で表されます。

図 2: 標準ガンマ確率密度関数

alpha = 1 の場合、 GammaDist は指数分布を次のように返します。

図 3: 数式

正の整数 n の場合、alpha = n/2、beta = 2、および累積 = true の場合、 GammaDist は自由度 n の (1 - CHIDIST(x)) を返します。

α が正の整数の場合、 GammaDist は Erlang 分布とも呼ばれます。

適用対象