ReaderWriterLockSlim クラス

定義

リソースへのアクセス管理に使用するロックを表し、複数のスレッドによる読み取りや排他アクセスでの書き込みを実現します。

public ref class ReaderWriterLockSlim : IDisposable
public class ReaderWriterLockSlim : IDisposable
type ReaderWriterLockSlim = class
    interface IDisposable
Public Class ReaderWriterLockSlim
Implements IDisposable
継承
ReaderWriterLockSlim
実装

注釈

この API の詳細については、「 ReaderWriterLockSlim の補足 API 解説」を参照してください。

コンストラクター

ReaderWriterLockSlim()

ReaderWriterLockSlim クラスの新しいインスタンスを既定のプロパティ値で初期化します。

ReaderWriterLockSlim(LockRecursionPolicy)

ロック再帰ポリシーを指定して、ReaderWriterLockSlim クラスの新しいインスタンスを初期化します。

プロパティ

CurrentReadCount

読み取りモードでロックに入った一意のスレッドの総数を取得します。

IsReadLockHeld

現在のスレッドが読み取りモードでロックに入ったかどうかを示す値を取得します。

IsUpgradeableReadLockHeld

現在のスレッドがアップグレード可能モードでロックに入ったかどうかを示す値を取得します。

IsWriteLockHeld

現在のスレッドが書き込みモードでロックに入ったかどうかを示す値を取得します。

RecursionPolicy

現在の ReaderWriterLockSlim オブジェクトの再帰ポリシーを示す値を取得します。

RecursiveReadCount

現在のスレッドが読み取りモードでロックに入った回数を、再帰を示す値として取得します。

RecursiveUpgradeCount

現在のスレッドがアップグレード可能モードでロックに入った回数を、再帰を示す値として取得します。

RecursiveWriteCount

現在のスレッドが書き込みモードでロックに入った回数を、再帰を示す値として取得します。

WaitingReadCount

読み取りモードでロックに入るのを待機しているスレッドの総数を取得します。

WaitingUpgradeCount

アップグレード可能モードでロックに入るのを待機しているスレッドの総数を取得します。

WaitingWriteCount

書き込みモードでロックに入るのを待機しているスレッドの総数を取得します。

メソッド

Dispose()

ReaderWriterLockSlim クラスの現在のインスタンスによって使用されているすべてのリソースを解放します。

EnterReadLock()

読み取りモードでロックに入ることを試みます。

EnterUpgradeableReadLock()

アップグレード可能モードでロックに入ることを試みます。

EnterWriteLock()

書き込みモードでロックに入ることを試みます。

Equals(Object)

指定されたオブジェクトが現在のオブジェクトと等しいかどうかを判断します。

(継承元 Object)
ExitReadLock()

読み取りモードの再帰カウントを減らし、結果のカウントが 0 (ゼロ) の場合には読み取りモードを終了します。

ExitUpgradeableReadLock()

アップグレード可能モードの再帰カウントを減らし、結果のカウントが 0 (ゼロ) の場合にはアップグレード可能モードを終了します。

ExitWriteLock()

書き込みモードの再帰カウントを減らし、結果のカウントが 0 (ゼロ) の場合には書き込みモードを終了します。

GetHashCode()

既定のハッシュ関数として機能します。

(継承元 Object)
GetType()

現在のインスタンスの Type を取得します。

(継承元 Object)
MemberwiseClone()

現在の Object の簡易コピーを作成します。

(継承元 Object)
ToString()

現在のオブジェクトを表す文字列を返します。

(継承元 Object)
TryEnterReadLock(Int32)

オプションのタイムアウトを表す整数を指定して、読み取りモードでロックに入ることを試みます。

TryEnterReadLock(TimeSpan)

オプションのタイムアウトを指定して、読み取りモードでロックに入ることを試みます。

TryEnterUpgradeableReadLock(Int32)

オプションのタイムアウトを指定して、アップグレード可能モードでロックに入ることを試みます。

TryEnterUpgradeableReadLock(TimeSpan)

オプションのタイムアウトを指定して、アップグレード可能モードでロックに入ることを試みます。

TryEnterWriteLock(Int32)

オプションのタイムアウトを指定して、書き込みモードでロックに入ることを試みます。

TryEnterWriteLock(TimeSpan)

オプションのタイムアウトを指定して、書き込みモードでロックに入ることを試みます。

適用対象

スレッド セーフ

この型はスレッド セーフです。