Source Link が .NET SDK に含まれるようになりました
Source Link ビルド ツールが .NET SDK に含まれるようになりました。 Source Link を使用すると、パッケージやアプリケーションでビルド成果物のソース管理に関する情報を埋め込むことができます。 副作用として、ビルドのライブラリとアプリケーションの InformationalVersion
値にコミット情報が含まれます。
Note
この変更は、.NET 7 以前のバージョンをターゲットにするプロジェクトであっても、.NET 8 SDK でビルドされたすべてのプロジェクトに影響します。
以前の動作
この変更の前は、ライブラリまたはアプリケーションの既定 InformationalVersion
は Version
プロパティでした。
新しい動作
.NET 8 以降、ライブラリまたはアプリケーションの既定 InformationalVersion
は Version
プロパティおよびSourceRevisionId
プロパティになります。
導入されたバージョン
.NET 8 Preview 4
破壊的変更の種類
この変更はソースの互換性に影響を与える可能性があります。
変更理由
Source Link により、非ローカルのソース ファイルの "定義に移動" サポートなど、機能が豊富なエディター ツールが有効になります。 この利点は、すべての成果物に対して既定で含める価値があります。
推奨される操作
ビルド プロセスまたはコードでソース リビジョン情報が InformationalVersion
で予期されない場合、プロジェクト ファイルで IncludeSourceRevisionInInformationalVersion
プロパティを false
に設定することで新しい動作を無効にできます。
<PropertyGroup>
<IncludeSourceRevisionInInformationalVersion>false</IncludeSourceRevisionInInformationalVersion>
</PropertyGroup>
関連項目
.NET