次の方法で共有

一部の API は引数が null の場合、ArgumentNullException を発生させます

一部の API は、ArgumentNullException入力引数で呼び出された場合、入力パラメーターを検証し、以前はNullReferenceExceptionをスローしていましたが、今はnullをスローするようになりました。

変更の説明

以前のバージョンの .NET では、影響を受ける API を呼び出すときに引数を NullReferenceException にすると、null がスローされます。

.NET 6 以降では、影響を受ける API を呼び出すときに引数を ArgumentNullException にすると、null がスローされます。

カテゴリの変更

この変更は バイナリの互換性に影響します。

変更の理由

ArgumentNullException のスローは、.NET ランタイムの動作に準拠しています。 例外の原因となった引数を明確に伝えることで、デバッグ エクスペリエンスが向上します。

導入されたバージョン

.NET 6

  • 必要に応じて、影響を受ける API に null 入力引数を渡さないようにコードを確認し、更新します。
  • コードが NullReferenceExceptionを処理する場合は、 ArgumentNullExceptionのハンドラーを置き換えるか追加します。

影響を受ける API

次の表に、影響を受ける API と特定のパラメーターを示します。

メソッド/プロパティ パラメーター名
System.Windows.Forms.TreeNodeCollection.Item[Int32] index
DrawTreeNodeEventArgs(Graphics, TreeNode, Rectangle, TreeNodeStates) graphics
DataGridViewRowStateChangedEventArgs(DataGridViewRow, DataGridViewElementStates) dataGridViewRow
DataGridViewColumnStateChangedEventArgs(DataGridViewColumn, DataGridViewElementStates) dataGridViewColumn

こちらも参照ください