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.NET SDK とは

.NET SDK は一連のライブラリとツールであり、開発者はこれを使って .NET のアプリケーションやライブラリを作成できます。 それには、アプリケーションのビルドと実行に使用される次のコンポーネントが含まれています。

.NET SDK をインストールする方法

他のツールと同様に、まずはコンピューターにツールをインストールする必要があります。 シナリオに応じて、次のいずれかの方法で SDK をインストールできます。

  • ネイティブ インストーラーを使う。
  • インストール シェル スクリプトを使う。

ネイティブ インストーラーは、主に開発マシン用です。 SDK はサポートされるプラットフォームのネイティブ インストール メカニズムにより配信されます。たとえば、Ubuntu の場合は DEB パッケージ、Windows の場合は MSI バンドルです。 これらのインストーラーでは、インストール直後に、ユーザーが SDK を使うために必要な環境がインストールされて設定されます。 ただし、コンピューター上で管理者特権も必要になります。 インストールする SDK は、.NET ダウンロード ページで見つけることができます。

一方、インストール スクリプトでは、管理者特権は必要ありません。 ただし、いかなる前提条件もコンピューターにインストールされません。前提条件はすべてユーザーが手動でインストールする必要があります。 スクリプトは、通常、管理者特権なしでツールをインストールするとき、ビルド サーバーを設定するために利用されます。 詳しくは、インストール スクリプト リファレンスに関する記事をご覧ください。 CI ビルド サーバーでの SDK の設定の詳細については、「継続的インテグレーション (CI) 環境で .NET SDK を使う」を参照してください。

既定では、SDK は "side-by-side" (SxS) 方式でインストールされます。つまり、複数のバージョンを 1 台のコンピューター上に共存させることができます。 CLI コマンド実行中にどのようにバージョンが選ばれるかについての詳細は、「使用する .NET のバージョンを選ぶ」を参照してください。

セキュリティ ガイド

重要

.NET SDK は、SDK 内の個別の実行可能バイナリとして付属するさまざまなツールを特定して実行します。 ほとんどの場合、SDK は、実行可能ファイルへの完全なパスを判別できます。 ただし、SDK がパスを判別できず、ユーザーによる入力が必要になる例外があります。 .NET SDK に悪意のあるソフトウェアを実行させる入力をユーザーが提供できる可能性があります。 このため、SDK のインストール場所にある特定のファイル名と一致するバイナリ (たとえば msbuild.exe) を持つリポジトリを信頼しないでください。 SDK は、Windows の C:\Program Files\dotnet\sdk\7.0.400\ や Linux の /usr/bin/share/dotnet/sdk/7.0.400 のようにバージョン管理されたフォルダーにインストールされます。

関連項目