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dotnet add reference

この記事の対象: ✔️ .NET Core 3.1 SDK 以降のバージョン

名前

dotnet add reference - プロジェクト間 (P2P) 参照を追加します。

構文

dotnet add [<PROJECT>] reference [-f|--framework <FRAMEWORK>]
     [--interactive] <PROJECT_REFERENCES>

dotnet add reference -h|--help

説明

dotnet add reference コマンドは、プロジェクトにプロジェクト参照を追加する便利なオプションを提供します。 このコマンドを実行すると、<ProjectReference> 要素がプロジェクト ファイルに追加されます。

<ItemGroup>
  <ProjectReference Include="app.csproj" />
  <ProjectReference Include="..\lib2\lib2.csproj" />
  <ProjectReference Include="..\lib1\lib1.csproj" />
</ItemGroup>

プロジェクトに含まれていないアセンブリへの参照を追加する

プロジェクトまたはパッケージに含まれていないアセンブリへの参照を追加する CLI コマンドはありません。 ただし、これを行うには、 .csproj ファイルを編集し、次の例のようなマークアップを追加します:

<ItemGroup>
  <Reference Include="MyAssembly">
    <HintPath>.\MyDLLFolder\MyAssembly.dll</HintPath>
  </Reference>
</ItemGroup>

引数

  • PROJECT

    プロジェクト ファイルを指定します。 指定されていない場合、現在のディレクトリで検索されます。

  • PROJECT_REFERENCES

    追加するプロジェクト間参照 (P2P) です。 1 つ以上のプロジェクトを指定します。 glob パターンは Unix/Linux ベースのシステムで利用できます。

オプション

  • -f|--framework <FRAMEWORK>

    TFM 形式を使用して特定のフレームワークを対象にしている場合にのみ、プロジェクト参照を追加します。

  • -?|-h|--help

    コマンドの使用方法を示した説明を出力します。

  • --interactive

    コマンドを停止して、ユーザーの入力または操作のために待機させることができます。 たとえば、認証を完了する場合があります。 .NET Core 3.0 SDK 以降で使用できます。

使用例

  • プロジェクト参照を追加する:

    dotnet add app/app.csproj reference lib/lib.csproj
    
  • 現在のディレクトリのプロジェクトに複数のプロジェクト参照を追加する:

    dotnet add reference lib1/lib1.csproj lib2/lib2.csproj
    
  • Linux/Unix で glob パターンを使って複数のプロジェクト参照を追加する:

    dotnet add app/app.csproj reference **/*.csproj