.NET 8 の新着情報 (WPF .NET)
WPF では、ハードウェア アクセラレーションと、.NET 8 でフォルダーを参照および選択するための新しいコントロールが追加されます。
ハードウェアの高速化
以前は、リモートからアクセスされたすべての WPF アプリケーションでは、システムにハードウェア レンダリング機能がある場合でも、ソフトウェア レンダリングを使用する必要がありました。 .NET 8 では、リモート デスクトップ プロトコル (RDP) のハードウェア アクセラレーションを選択できるオプションが追加されています。
ハードウェア アクセラレーションとは、コンピューターのグラフィックス処理装置 (GPU) を使って、アプリケーションのグラフィックスと視覚効果のレンダリングを高速化することを指します。 これにより、パフォーマンスの向上と、よりシームレスで応答性の高いグラフィックスを実現できます。 これに対し、ソフトウェア レンダリングは、コンピューターの中央処理装置 (CPU) のみに依存してグラフィックスをレンダリングします。グラフィックスのレンダリングは遅くなり、効果が低下する可能性があります。
オプトインするには、Switch.System.Windows.Media.EnableHardwareAccelerationInRdp
構成プロパティを runtimeconfig.json ファイルで true
に設定します。 詳細については、「RDP のハードウェア アクセラレーション」を参照してください。
OpenFolderDialog
WPF には、OpenFolderDialog と呼ばれる新しいダイアログ ボックス コントロールが含まれています。 このコントロールを使用すると、アプリ ユーザーはフォルダーを参照して選択できます。 以前は、アプリ開発者はこの機能を実現するためにサードパーティ ソフトウェアに依存していました。
var openFolderDialog = new OpenFolderDialog()
{
Title = "Select folder to open ...",
InitialDirectory = Environment.GetFolderPath(
Environment.SpecialFolder.ProgramFiles)
};
string folderName = "";
if (openFolderDialog.ShowDialog())
{
folderName = openFolderDialog.FolderName;
}
詳細については、「.NET 8 での WPF ファイル ダイアログの機能強化 (.NET ブログ)」を参照してください。
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