POSDM のコマンド (POS for .NET v1.14 SDK ドキュメント)

POSDM は次のコマンドを使用します。

コマンド	説明	構文と例
adddevice	プラグ アンド プレイ非対応の物理デバイスを追加します。	posdm [general switches] adddevicepath filter[/info] この path は物理デバイスのハードウェア パスです。 filter は次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname および /info は、すべてのデバイス プロパティを表示するスイッチです。 例: posdm adddevice COM3 /soname:MsrSimulator ハードウェア パスが COM3 のデバイスを MsrSimulator サービス オブジェクトに追加します。
addname	デバイスに論理名を追加します。	posdm [general switches] addnamedevicenamefilter この devicename はデバイスに付ける論理名です。filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename 例: posdm addname MainMSR /type:MSR /path:COM3 COM3 ハードウェア パス上の MSR デバイスの論理名 MainMSR を追加します。 posdm addname BackupMSR /name:MainMSR MainMSR というデバイスの論理名 BackupMSR を追加します。
addproperty	デバイスに構成プロパティを追加します。	posdm [general switches] addpropertypropertyname value filter[/info] この propertyname はプロパティの名前です。value はそのプロパティの初期値です。filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename /info は、すべてのデバイス プロパティを表示するスイッチです。 例: posdm addproperty PrintSpecialGreeting "Happy New Year!" /name:MainMSR MainMSR というデバイスに値が "Happy New Year!" の PrintSpecialGreeting プロパティを追加します。
deletedevice	プラグ アンド プレイ非対応の物理デバイスを削除します。	posdm [general switches] deletedevice[path] filter この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path 例: posdm deletedevice COM3 /type:Msr COM3 上の MSR デバイスを削除します。 adddevice コマンドで以前に追加されたデバイスのみを削除できます。
deletename	デバイスの名前一覧から論理名を削除します。	posdm [general switches] deletename devicenamefilter [/info] この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename および /info は、すべてのデバイス プロパティを表示するスイッチです。 例: posdm deletename "Main Scanner" /type:Scanner /path:COM3 COM3 パスのスキャナー デバイスの論理名 Main Scanner を削除します。 addname コマンドで以前に追加された論理名のみを削除できます。
deleteproperty	デバイスから構成プロパティを削除します。	posdm [general switches] deletepropertypropertyname filter [/info] この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename および /info は、すべてのデバイス プロパティを表示するスイッチです。 posdm deleteproperty PrintSpecialGreeting /name:MainMSR PrintSpecialGreeting プロパティを MainMSR というデバイスから削除します。 addproperty コマンドで以前に追加された構成プロパティのみを削除できます。
無効化 (disable)	物理 POS デバイスのサービス オブジェクトを実行できないようにします。	posdm [general switches] disablefilter この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename 例: posdm disable /name:ReceiptPrn ReceiptPrn というデバイスに対してサービス オブジェクトが実行されないようにします。 その結果、アプリケーションでは、使用できる POS デバイス一覧にそのデバイスが表示されなくなります。
有効化 (enable)	物理 POS デバイスに対してサービス オブジェクトの実行を許可します。	posdm [general switches] enablefilter この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename 例: posdm enable /type:MSR すべての MSR デバイスに対してサービス オブジェクトの実行を許可します。
info	構成プロパティを含むデバイスの情報を表示します。	posdm [general switches] infofilter この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename 例: posdm info /name:MSR1 このコマンドを使って、論理名が "MSR1" のデバイスの情報を表示します。
listdevices	物理 POS デバイスを一覧表示します。	posdm [general switches] listdevices [/type:devicetype] この /type:devicetype スイッチを指定すると、一覧を特定の種類のデバイスに絞り込むことができます。 例: posdm listdevices ローカル コンピューターに組み込まれているすべての物理 POS デバイスの一覧を表示します。 posdm listdevices /type:MSR ローカル コンピューターに組み込まれているすべての MSR デバイスの一覧を表示します。 posdm /machine:Center10 /username:JohnDoe3 /password:B$tg59ce listdevices ユーザー名とパスワードの資格情報を使ってログオンした後、Center10 というコンピューターに組み込まれているすべての物理 POS デバイスを一覧表示します。
listnames	POS デバイスに関連付けられた論理名を一覧表示します。	posdm [general switches] listnames filter この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path 例: posdm listnames /type:MSR /path:COM3 COM3 上の MSR デバイスに関連付けられた名前を一覧表示します。
listprops	POS デバイスに関連付けられた構成プロパティとその値を一覧表示します。	posdm [general switches] listpropsfilter この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename 例: posdm listprops /type:MSR /path:COM3 COM3 上の MSR デバイスに関連付けられたプロパティ名と値を一覧表示します。
listsos	ターゲット マシン上の POS サービス オブジェクトを一覧表示します。	posdm [general switches] listsos [/type:devicetype] この /type:devicetype スイッチを指定すると、一覧を特定の種類のデバイスに絞り込むことができます。 例: posdm /output:a:\solist.txt listsos ローカル コンピューターにインストールされているすべてのサービス オブジェクトの一覧を、A ドライブ上の solist.txt というファイルに書き込みます。 posdm listsos /type:MSR ローカル コンピューター上の MSR デバイスに関連付けられているすべてのサービス オブジェクトを一覧表示します。 posdm /machine:Center10 /username:JohnDoe3 /password:B$tg59ce listsos ユーザー名とパスワードの資格情報を使ってログオンした後、Center10 というコンピューター上のすべてのサービス オブジェクトを一覧表示します。
setdefault	1 つのデバイスをその type の既定値として設定します。 既定のフラグは、使用できる種類のデバイスが複数ある場合でも、このデバイスを返すように PosExplorer.GetDevice (type) メソッドに指示します。	posdm [general switches] setdefault ON|OFF filter [/info] この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename /info スイッチを使用すると、すべてのデバイスのプロパティが表示されます。 例: posdm setdefault ON /name:FirstScanner この例では、CCL デバイス列挙が検出するものとして FirstScanner を指定しています。
setpath	非プラグ アンド プレイ デバイスの POS デバイス パスを設定します。	posdm [general switches] setpath hardware_path filter この filter はデバイスを一意に識別するために必要な次の 1 つ以上です。 /type:devicetype /soname:soname /path:hardware_path /name:devicename 例: posdm setpath COM2 /type:MSR MSR デバイスのハードウェア パスを COM2 に設定します。 setpath コマンドは、以前に adddevice コマンドを使って以前に追加された非プラグ アンド プレイ デバイスに対してのみ機能します。

参照

概念

• POSDM コマンドの引数
• POSDM のコマンドライン ヘルプ

その他の参照情報

• POS デバイス マネージャー コマンドライン ツールの使用