<disableCommitThreadStack> 要素

スレッドの起動時にスレッド スタック全体をコミットするかどうかを指定します。

configuration
  runtime
    <disableCommitThreadStack>

構文

<disableCommitThreadStack enabled="0|1"/>  

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明
enabled 必須の属性です。

スレッド起動時にスレッド スタック全体をコミットすること (既定の動作) を無効にするかどうかを指定します。

enabled 属性

[値] 説明
0 共通言語ランタイムの既定の動作 (スレッドの起動時にスレッド スタック全体をコミット) を無効にしません。
1 共通言語ランタイムの既定の動作 (スレッドの起動時にスレッド スタック全体をコミット) を無効にします。

子要素

なし。

親要素

要素 説明
configuration 共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。
runtime アセンブリのバインディングとガベージ コレクションに関する情報が含まれています。

解説

共通言語ランタイムの既定の動作では、スレッドの起動時にスレッド スタック全体がコミットされます。 メモリが限られているサーバーで多数のスレッドが作成する必要があり、それらのスレッドのほとんどがごくわずかのスタック スペースしか使用しない場合は、スレッドの起動時に共通言語ランタイムが直ちにスレッド スタック全体をコミットしなければ、サーバーのパフォーマンスが向上する可能性があります。

Note

アンマネージ ホストは、 STARTUP_DISABLE_COMMITTHREADSTACK STARTUP_FLAGS 列挙体の 起動フラグを使用することにより、同じ結果を得ることができます。

次の例は、共通言語ランタイムの既定の動作 (スレッド起動時にスレッド スタック全体をコミット) を無効にする方法を示しています。

<configuration>  
   <runtime>  
      <disableCommitThreadStack enabled="1" />  
   </runtime>  
</configuration>  

関連項目