<sharedListeners> 要素

任意の source 要素または trace 要素が参照できるリスナーを含みます。 これらのリスナーは、既定ではトレースを受け取らず、実行時にこれらのリスナーを取得することはできません。 共有リスナーとして識別されるリスナーは、名前を指定してソースまたはトレースに追加できます。

configuration
  <system.diagnostics>
    <sharedListeners>

構文

<sharedListeners>
  <add>...</add>  
</sharedListeners>  

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

なし。

子要素

要素 説明
<add> sharedListeners コレクションにリスナーを追加します。

親要素

要素 説明
Configuration 共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。
system.diagnostics ASP.NET 構成セクションのルート要素を指定します。

解説

共有リスナー コレクションにリスナーを追加しても、それがアクティブ リスナーにはなることはありません。 それでも、そのトレース要素の Listeners コレクションに追加して、トレース ソースまたはトレースに追加する必要があります。 .NET Framework のリスナー クラスは、TraceListener クラスから派生しています。

この要素は、マシン構成ファイル (Machine.config) とアプリケーション構成ファイルで使用できます。

次の例は、<sharedListeners> 要素を使用して、TraceSource および Trace クラスの両方についてリスナー consoleListeners コレクションに追加する方法を示しています。 コンソール トレース リスナーにより、TraceSource または Trace の呼び出しを通じて、トレース情報がコンソールに書き込まれます。

<configuration>  
  <system.diagnostics>  
    <sharedListeners>  
      <add name="console" type="System.Diagnostics.ConsoleTraceListener" >  
        <filter type="System.Diagnostics.EventTypeFilter"  
          initializeData="Warning" />  
      </add>  
    </sharedListeners>  
    <sources>  
      <source name="mySource" switchName="sourceSwitch"  >  
        <listeners>  
          <add name="console" />  
        </listeners>  
      </source>  
    </sources>  
    <switches>  
      <add name="sourceSwitch" value="Verbose"/>  
    </switches>  
    <trace>  
      <listeners>  
        <add name="console" />  
      </listeners>  
    </trace>  
  </system.diagnostics>  
</configuration>

関連項目