方法: DEVPATH を使用してアセンブリを指定する

開発者は、ビルドしている共有アセンブリが複数のアプリケーションで正しく動作することを確認したい場合があります。 開発者は、開発サイクル中にアセンブリをグローバル アセンブリ キャッシュに継続的に配置する代わりに、アセンブリのビルド出力ディレクトリを指す DEVPATH 環境変数を作成できます。

たとえば、MySharedAssembly という名前の共有アセンブリをビルドし、出力ディレクトリを C:\MySharedAssembly\Debug にするとします。 C:\MySharedAssembly\Debug を DEVPATH 変数に配置できます。 次に、マシン構成ファイル内で <developmentMode> 要素を指定する必要があります。 この要素は、アセンブリの検索に DEVPATH を使用するよう共通言語ランタイムに指示するものです。

共有アセンブリは、ランタイムによって検出可能である必要があります。 アセンブリ参照を解決するためのプライベート ディレクトリを指定するには、「アセンブリの場所の指定」で説明されているように、構成ファイル内の <codeBase> 要素または <probing> 要素を使用します。 アセンブリをアプリケーション ディレクトリのサブディレクトリに配置することもできます。 詳細については、「 ランタイムがアセンブリを検索する方法」を参照してください。

Note

これは高度な機能であり、開発のみを目的としています。

次の例では、DEVPATH 環境変数によって指定されたディレクトリ内のアセンブリをランタイムに検索させる方法を示します。

<configuration>  
  <runtime>  
    <developmentMode developerInstallation="true"/>  
  </runtime>  
</configuration>  

この設定の既定値は false です。

Note

この設定は、開発時にのみ使用してください。 ランタイムでは、DEVPATH で見つかった厳密な名前付きアセンブリのバージョンはチェックされません。 単純に、最初に見つかったアセンブリが使用されます。

関連項目