UI オートメーション Table コントロール パターンの実装
Note
このドキュメントは、System.Windows.Automation 名前空間で定義されているマネージド UI オートメーション クラスを使用する .NET Framework 開発者を対象としています。 UI オートメーションの最新情報については、Windows Automation API の「UI オートメーション」を参照してください。
このトピックでは、プロパティ、メソッド、イベントに関する情報など、 ITableProviderの実装のためのガイドラインと規則について説明します。 その他のリファレンスへのリンクは、概要の最後に記載します。
TablePattern コントロール パターンは、子要素のコレクションのコンテナーとして機能するコントロールをサポートするために使用します。 この要素の子には ITableItemProvider を実装する必要があります。また、この要素の子は、行と列で表現できる 2 次元の論理座標システムで編成しなければなりません。 このコントロール パターンは、ITableProvider を実装するコントロールが各子要素の列ヘッダーまたは行ヘッダーの関係を公開する必要もあることを除いて、IGridProvider に似ています。 このコントロール パターンを実装するコントロールの例については、「 Control Pattern Mapping for UI Automation Clients」をご覧ください。
実装のガイドラインと規則
Table コントロール パターンを実装する場合は、次のガイドラインと規則に留意してください。
個々のセルのコンテンツへのアクセスは、2 次元論理座標系または IGridProvider の必要な同時実装によって提供される配列を経由します。
列ヘッダーまたは行ヘッダーは、テーブル オブジェクト内に含めることも、テーブル オブジェクトに関連付けられた別のヘッダー オブジェクトにすることもできます。
列ヘッダーと行ヘッダーには、プライマリ ヘッダーだけでなく、任意の補助ヘッダーも含めることができます。
Note
この概念は、ユーザーが [ファースト ネーム] 列を定義した Microsoft Excel スプレッドシートで確認できます。 これで、この列のヘッダーは、ユーザーが定義した [ファースト ネーム] ヘッダーとアプリケーションによって割り当てられたその列の英数字指定の 2 つになります。
- 関連するグリッド機能については、「UI オートメーション Grid コントロール パターンの実装」を参照してください。
列ヘッダーが複雑なテーブルの例
RowOrColumnMajor プロパティがあいまいなテーブルの例
ITableProvider の必須メンバー
ITableProvider インターフェイスには、次のプロパティとメソッドが必要です。
必須メンバー | メンバーの型 | メモ |
---|---|---|
RowOrColumnMajor | プロパティ | なし |
GetColumnHeaders | 方法 | なし |
GetRowHeaders | 方法 | なし |
このコントロール パターンには、関連するイベントがありません。
例外
このコントロール パターンに関連付けられた例外はありません。