ICorDebugDataTarget インターフェイス
特定のターゲット プロセスにアクセスするためのコールバック インターフェイスが用意されています。
メソッド
メソッド | 説明 |
---|---|
GetPlatform メソッド | ターゲット プロセスが実行されているプラットフォーム (プロセッサ アーキテクチャやオペレーティング システムなど) に関する情報を提供します。 |
ReadVirtual メソッド | 指定したアドレスで始まる連続したメモリのブロックを取得し、指定したバッファーに返します。 |
GetThreadContext メソッド | 指定されたスレッドの現在のスレッド コンテキストを要求します。 |
解説
ICorDebugDataTarget
とそのメソッドには次の特性があります。
デバッグ サービスは、このインターフェイスのメソッドを呼び出して、ターゲット プロセス内のメモリおよびその他のデータにアクセスします。
デバッガー クライアントは、特定のターゲット (ライブ プロセスやメモリ ダンプなど) に応じてこのインターフェイスを実装する必要があります。
ICorDebugDataTarget
メソッドを呼び出すことができるのは、他のICorDebug*
インターフェイスで実装されているメソッド内からだけです。 これにより、デバッガー クライアントは、呼び出されるスレッドとそのタイミングを制御できます。ICorDebugDataTarget
実装では、常にターゲットに関する最新の情報を返す必要があります。
ターゲット プロセスは、ICorDebug*
インターフェイス (そのため、ICorDebugDataTarget
メソッド) が呼び出されている間は、停止して変更されないようにする必要があり ます。 ターゲットがライブ プロセスであり、その状態が変更された場合は、ICLRDebugging::OpenVirtualProcess メソッドを再度呼び出して、代替の ICorDebugProcess インスタンスを提供する必要があります。
Note
このインターフェイスは、コンピューター間またはプロセス間でのリモート呼び出しをサポートしていません。
必要条件
:「システム要件」を参照してください。
ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h
ライブラリ: CorGuids.lib
.NET Framework のバージョン: 4 以降で使用可能
関連項目
.NET