指定したバージョン情報に基づいて ICorDebug オブジェクトを作成します。
この関数は、.NET Framework 4 では使用されていません。 代わりに、共通言語ランタイム (CLR) 2.0 のインターフェイスを取得するには、 ICLRRuntimeInfo::GetInterface メソッドを使用し、クラス識別子CLSID_CLRDebuggingLegacyとインターフェイス識別子IID_ICorDebugを指定します。 CLR 4 以降のインターフェイスを取得するには、 CLRCreateInstance 関数を 呼び出し、クラス識別子CLSID_CLRDebuggingとインターフェイス識別子IID_ICLRDebuggingを指定します。
構文
HRESULT CreateDebuggingInterfaceFromVersion (
[in] int iDebuggerVersion,
[in] LPCWSTR szDebuggeeVersion,
[out] IUnknown **ppCordb
);
パラメーター
iDebuggerVersion
[in]デバッガーで想定される ICorDebug のバージョン。 有効な値については、 CorDebugInterfaceVersion 列挙型を参照してください。
szDebuggeeVersion
[in]デバッグするアプリケーションまたはプロセスに関連付けられている共通言語ランタイム バージョン。 この値の取得については、 GetVersionFromProcess または GetRequestedRuntimeVersion メソッドを参照してください。
ppCordb
[out] ICorDebug オブジェクトへのポインターを受け取る場所。
戻り値
このメソッドは、次の値に加えて、WinError.h ファイルで定義されている標準の COM エラー コードを返します。
| リターン コード | Description |
|---|---|
| S_OK | メソッドは正常に完了しました。 |
| E_INVALIDARG |
szDebuggeeVersion または ppCordb が null であるか、バージョン文字列が正しくありません。 |
注釈
szDebuggeeVersion パラメーターは、対応するバージョンの MSCorDbi.dllにマップされます。
Requirements
プラットフォーム:システム要件を参照してください。
ヘッダ: MSCorEE.h
ライブラリ: MSCorEE.dll
.NET Framework のバージョン: 2.0 以降で利用可能
こちらも参照ください
.NET