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ICorProfilerInfo インターフェイス

  • [アーティクル]

コード プロファイラーが共通言語ランタイム (CLR) とやり取りして、イベント監視を制御したり、情報を要求したりするために使用する各種メソッドを提供します。

Note

ICorProfilerInfo インターフェイスの各メソッドが、成功または失敗を示す HRESULT を返します。 返される可能性があるリターン コードの一覧については、CorError.h を参照してください。

メソッド

メソッド 説明
BeginInprocDebugging メソッド インプロセス デバッグ サポートを初期化します。 このメソッドは、.NET Framework バージョン 2.0 では廃止されています。
EndInprocDebugging メソッド インプロセス デバッグ セッションをシャットダウンします。 このメソッドは、.NET Framework バージョン 2.0 では廃止されています。
ForceGC メソッド ランタイム内で強制的にガベージ コレクションを実行します。
GetAppDomainInfo メソッド 指定されたアプリケーション ドメインに関する情報を取得します。
GetAssemblyInfo メソッド 指定されたアセンブリに関する情報を取得します。
GetClassFromObject メソッド オブジェクトの ClassID を取得します

(オブジェクトの ObjectID を指定します)。
GetClassFromToken メソッド メタデータ トークンを指定して、クラスの ID を取得します。 このメソッドは、.NET Framework バージョン 2.0 では廃止されています。 代わりに ICorProfilerInfo2::GetClassFromTokenAndTypeArgs メソッドを使用してください。
GetClassIDInfo メソッド 指定されたクラスの親モジュールとメタデータ トークンを取得します。
GetCodeInfo メソッド 指定した関数 ID に関連付けられているネイティブ コードの範囲を取得します。 このメソッドは、互換性のために残されています。 代わりに ICorProfilerInfo2::GetCodeInfo2 メソッドを使用してください。
GetCurrentThreadID メソッド マネージド スレッドの場合、現在のスレッドの ID を取得します。
GetEventMask メソッド プロファイラーが CLR からのイベント通知を受信するための現在のイベント カテゴリを取得します。
GetFunctionFromIP メソッド マネージ コード命令ポインターを FunctionID にマップします。
GetFunctionFromToken メソッド 関数の ID を取得します。 このメソッドは、.NET Framework バージョン 2.0 では廃止されています。 代わりに ICorProfilerInfo2::GetFunctionFromTokenAndTypeArgs メソッドを使用してください。
GetFunctionInfo メソッド 指定された関数の親クラスとメタデータ トークンを取得します。
GetHandleFromThread メソッド スレッドの ID を Win32 スレッド ハンドルにマップします。
GetILFunctionBody メソッド 共通中間言語 (CIL) コードのメソッド本体へのポインターを、そのヘッダーから取得します。
GetILFunctionBodyAllocator メソッド CIL コードでメソッドの本体をスワップアウトするために使用するメモリを割り当てるメソッドを提供するインターフェイスを取得します。
GetILToNativeMapping メソッド CIL オフセットから、指定した関数に含まれるコードのネイティブ オフセットへのマップを取得します。
GetInprocInspectionInterface メソッド ICorDebugProcess インターフェイスに対してクエリを実行できるオブジェクトを取得します。 このメソッドは、.NET Framework バージョン 2.0 では廃止されています。
GetInprocInspectionIThisThread メソッド ICorDebugThread インターフェイスに対してクエリを実行できるオブジェクトを取得します。 このメソッドは、.NET Framework バージョン 2.0 では廃止されています。
GetModuleInfo メソッド モジュール ID を指定して、モジュールのファイル名とモジュールの親アセンブリの ID を取得します。
GetModuleMetaData メソッド 指定されたモジュールにマッピングされるメタデータ インターフェイス インスタンスを取得します。
GetObjectSize メソッド 指定したオブジェクトのサイズを取得します。
GetThreadContext メソッド 指定のスレッドに現在関連付けられているコンテキスト ID を取得します。
GetThreadInfo メソッド 指定したスレッドの現在の Win32 スレッド ID を取得します。
GetTokenAndMetadataFromFunction メソッド 指定された関数のメタデータ トークンと、トークンに対して使用できるメタデータ インターフェイスのインスタンスを取得します。
IsArrayClass メソッド 指定したクラスが配列クラスであるかどうかを判断します。
SetEnterLeaveFunctionHooks メソッド マネージ関数の "enter"、"leave"、および "tailcall" の各フックで呼び出されるプロファイラー実装関数を指定します。
SetEventMask メソッド プロファイラーが CLR からの通知を受信するためのイベントの種類を指定する値を設定します。
SetFunctionIDMapper メソッド FunctionID 値を代替値に対応付けるために呼び出すプロファイラー実装関数を指定します。代替値は、プロファイラーの関数の開始フックと終了フックに渡されます。
SetFunctionReJIT メソッド 実装されていません。 使用しないでください。
SetILFunctionBody メソッド 指定されたモジュール内の指定した関数の本体を置き換えます。
SetILInstrumentedCodeMap メソッド 指定した関数の元の CIL のオフセットが、関数のプロファイラーで変更された CIL の新しいオフセットにどのようにマップされるかを指定します。

解説

プロファイラーは、CLR とやり取りしてイベント監視を制御したり情報を要求したりするために、ICorProfilerInfo インターフェイスのメソッドを呼び出します。

ICorProfilerInfo インターフェイスのメソッドは、CLR によってフリー スレッド モデルを使用して実装します。 各メソッドが、成功または失敗を示す HRESULT を返します。 返される可能性があるリターン コードの一覧については、CorError.h を参照してください。

CLR では、プロファイラーの ICorProfilerCallback::Initialize の実装を介して、初期化中に各コード プロファイラーへの ICorProfilerInfo インターフェイスが渡されます。 その後、コード プロファイラーは ICorProfilerInfo インターフェイスのメソッドを呼び出して、CLR の制御下で実行中のマネージド コードに関する情報を取得できます。

必要条件

:「システム要件」を参照してください。

ヘッダー : CorProf.idl、CorProf.h

ライブラリ: CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン: 2.0 以降で使用可能

関連項目