Windows Communication Foundation (WCF) アプリケーションで分析トレースを有効にしている場合、イベント ログを調べるだけでサービス操作の実行時間を簡単に確認できます。 ここでは、サービス操作の実行にかかる時間を確認する方法を示します。
サービス操作の実行時間の確認
[スタート] ボタン、 [ファイル名を指定して実行] の順にクリックし、「
eventvwr.exe
」と入力してイベント ビューアーを開きます。分析トレースを有効にしていない場合は、 [アプリケーションとサービス ログ] 、 [Microsoft] 、 [Windows] 、 [アプリケーション サーバー - アプリケーション] の順に展開します。 [表示] 、 [分析およびデバッグ ログの表示] の順にクリックします。 [分析] を右クリックし、 [ログの有効化] を選択します。 サービス操作が実行された後にトレースを表示できるように、イベント ビューアーを開いたままにしておきます。
次に、サービス プロジェクトおよびそのサービスと対話するクライアント プロジェクトが含まれている WCF アプリケーションを開きます。 このようなアプリケーションの作成方法については、概要チュートリアルを参照してください。 WCF サンプルがインストールされている場合、このチュートリアルで作成する完成済みのプロジェクトが含まれている入門サンプルを開くことができます。
F5 キーを押してサーバー アプリケーションを実行します。 Client プロジェクトを右クリックし、 [デバッグ] 、 [新しいインスタンスを開始] の順にクリックして、クライアント アプリケーションを実行します。
イベント ビューアーで、分析ログを更新し、イベント ID でイベントを並べ替えます。 イベント ID が 214 - OperationCompleted のイベントを探します。 これらのイベントは、完了した操作、およびその操作にかかった時間を示します。 次のイベントは、追加操作の時間を示しています。
An OperationInvoker completed the call to the 'Add' method. The method call duration was '3' ms.