ASP.NET クライアントでのデータ バインディング

WebForms サンプルでは、Web フォーム アプリケーションで一般的な Windows Communication Foundation (WCF) サービスによって返されたデータをバインドする方法を示します。

Note

このサンプルのセットアップ手順とビルド手順については、このトピックの最後を参照してください。

このサンプルでは、要求/応答通信パターンを定義するコントラクトを実装するサービスを示します。 このサンプルは、ブラウザーからアクセスできるクライアントの Web フォーム アプリケーションと、インターネット インフォメーション サービス (IIS) によってホストされる WCF サービスで構成されています。

サービスは、要求/応答通信パターンを定義するコントラクトを実装します。 コントラクトは IWeatherService インターフェイスによって定義されます。このインターフェイスでは、GetWeatherData という名前の操作が公開されます。 この操作は都市名の配列を受け付け、各都市の予想最高気温と最低気温を表す WeatherData オブジェクトの配列を返します。

ASP.NET クライアントの .aspx ページには DataGrid Web コントロールが定義されています。このコントロールには、サービスによって返されるデータのグラフィック表示が含まれています。 .aspx ページのコードによって気象データ用の WCF サービスが呼び出され、そのデータが WeatherData オブジェクトの配列に返されます。 DataGrid の DataSource プロパティをこの配列に設定することにより、データを取得する場所を指定します。 データ バインディングは、DataGrid の DataBind メソッドが呼び出されたときに発生します。 このコードはすべて .aspx ページの Page_Load メソッドに含まれているため、ユーザーがブラウザー ページを更新するたびに、DataGrid のデータが更新されます。

サンプルをセットアップ、ビルド、および実行するには

  1. Windows Communication Foundation サンプルの 1 回限りのセットアップの手順を実行したことを確認します。

  2. ソリューションの C# 版または Visual Basic .NET 版をビルドするには、「 Building the Windows Communication Foundation Samples」の手順に従います。

  3. このサンプルのクライアントは、開発用 Web サーバーで実行される Web サイトです。 開発 Web サーバーを起動するには、コマンド プロンプトで次のように入力します: %SystemDrive%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\DevServer\9.0\WebDev.WebServer.EXE" /port:8000 /path:<WebFormsSamplePath>\CS\client /vpath:/client。 次に、http://localhost:8000/client を参照します。 このサンプルを複数のコンピューターで実行するには、クライアントの Web.config ファイル内の localhost へのすべての参照をサーバーのコンピューター名に置き換えます。