VisualWorkflowTracking サンプルでは、.NET Framework 4.6.1 で使用できるデバッグ機能を使用して、ビジュアル ワークフロー追跡アプリケーションを記述する方法を示します。
サンプルの詳細
アプリケーションは単純なフローチャート ワークフロー (Workflow.xaml で定義) を実行し、ワークフロー デザイナーを再ホストして現在実行中のワークフローを表示します。 ワークフローが実行されると、現在実行中のアクティビティが黄色のアウトラインとデバッグ矢印で表示されます。 さらに、ワークフローによって生成された追跡レコードもアプリケーション ウィンドウに表示されます。 ワークフロー追跡の詳細については、「ワークフロー追跡 とトレース」を参照してください。 ワークフロー デザイナーの再ホストの詳細については、「ワークフロー デザイナーの リホスト」を参照してください。
ワークフロー シミュレーターは、2 つのディクショナリを保持することで機能します。 1 つは、現在実行中のアクティビティ オブジェクトと、アクティビティがインスタンス化される XAML 行番号との間のマッピングを含みます。 もう 1 つには、アクティビティ インスタンス ID とアクティビティ オブジェクトの間のマッピングが含まれています。 カスタム追跡プロファイルを使用して追跡レコードが出力されると、アプリケーションは現在実行中のアクティビティのインスタンス ID を決定し、インスタンス化した XAML ファイルにマップし直します。 再ホストされたワークフロー デザイナーは、デザイナー画面でアクティビティを強調表示し、ワークフロー デバッガーと同じメソッドを使用するように指示されます。具体的には、アクティビティの周囲に黄色の境界線を描画し、デザイナーの左側に黄色の矢印を表示します。
このサンプルを使用するには
Visual Studio のサンプル ディレクトリからWorkflowSimulator.sln ファイルを開きます。
Ctrl + Shift + B キーを押してソリューションをビルドします。
Ctrl + F5 キーを押してサンプルを実行します。 これにより、再ホストされたワークフロー デザイナー ウィンドウに Workflow.xaml ファイルが表示されます。
[ ファイル ] メニューをクリックし、[ ワークフローの実行] を選択します。
前述のように現在実行中のアクティビティが強調表示され、追跡レコードがアプリケーション ウィンドウの右側に表示されていることに注意してください。
ワークフローが完了したら、追跡レコードのいずれかをクリックして、対応するアクティビティを調べることができます。
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