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CA2014: stackalloc はループ内で使用しないでください。

プロパティ
ルール ID CA2014
Title stackalloc はループ内で使用しないでください。
[カテゴリ] 信頼性
修正が中断ありか中断なしか なし
.NET 10 で既定で有効 警告として

原因

ループ内での C# stackalloc 式の使用。

規則の説明

C# の stackalloc 式は、現在のスタック フレームからメモリを割り当てますが、現在のメソッドの呼び出しが戻るまでそのメモリが解放されない可能性があります。 stackalloc がループ内で使用された場合、スタック メモリの枯渇によってスタック オーバーフローが発生する可能性があります。

違反の修正方法

メソッド内のすべてのループの外側に stackalloc 式を移動します。

Example

// This method violates the rule.
public void ProcessDataBad()
{
    for (int i = 0; i < 100; i++)
    {
        // CA2014: Potential stack overflow.
        // Move the stackalloc out of the loop.
        Span<int> buffer = stackalloc int[100];
        buffer[0] = i;

        // ...
    }
}

// This method satisfies the rule.
public void ProcessDataGood()
{
    Span<int> buffer = stackalloc int[100];

    for (int i = 0; i < 100; i++)
    {
        buffer[0] = i;

        // ...
    }
}

どのようなときに警告を抑制するか

すべての stackalloc 操作に割り当てられたメモリの総量が比較的少ないことがわかっているなど、含まれるループの呼び出し回数が有限である場合は、警告を抑制しても問題ない可能性があります。

警告を抑制する

単一の違反を抑制するだけの場合は、ソース ファイルにプリプロセッサ ディレクティブを追加して無効にしてから、規則をもう一度有効にします。

#pragma warning disable CA2014
// The code that's violating the rule is on this line.
#pragma warning restore CA2014

ファイル、フォルダー、またはプロジェクトのルールを無効にするには、noneでその重要度を に設定します。

[*.{cs,vb}]
dotnet_diagnostic.CA2014.severity = none

規則のこのカテゴリ全体を無効にするには、noneでカテゴリの重要度を に設定します。

[*.{cs,vb}]
dotnet_analyzer_diagnostic.category-Reliability.severity = none

詳細については、「コード分析の警告を抑制する方法」を参照してください。

関連項目