戻り値に条件式を使用する (IDE0046)

プロパティ	値
ルール ID	IDE0046
Title	戻り値に条件式を使用する
カテゴリ	スタイル
Subcategory	言語規則 (式レベル基本設定)
該当言語	C# および Visual Basic
導入されたバージョン	Visual Studio 2017
[オプション]	dotnet_style_prefer_conditional_expression_over_return

概要

このスタイル規則は、条件付きロジックを必要とする return ステートメントでの、三項条件式と if-else ステートメントの使用に関するものです。

オプション

オプションでは、規則を適用する動作を指定します。 オプションの構成の詳細については、「オプションの書式」を参照してください。

dotnet_style_prefer_conditional_expression_over_return

プロパティ	値	説明
オプション名	dotnet_style_prefer_conditional_expression_over_return
オプションの値	true	三項条件を使用する return ステートメントを優先します
	false	if-else ステートメントを使用する return ステートメントを優先します
既定のオプションの値	true

// dotnet_style_prefer_conditional_expression_over_return = true
return expr ? "hello" : "world"

// dotnet_style_prefer_conditional_expression_over_return = false
if (expr)
{
    return "hello";
}
else
{
    return "world";
}

' dotnet_style_prefer_conditional_expression_over_return = true
Return If(expr, "hello", "world")

' dotnet_style_prefer_conditional_expression_over_return = false
If expr Then
    Return "hello"
Else
    Return "world"
End If

警告を抑制する

単一の違反だけを抑制する場合は、ソース ファイルにプリプロセッサ ディレクティブを追加して無効にしてから、規則を再度有効にします。

#pragma warning disable IDE0046
// The code that's violating the rule is on this line.
#pragma warning restore IDE0046

ファイル、フォルダー、またはプロジェクトのルールを無効にするには、構成ファイルでその重要度を none に設定します。

[*.{cs,vb}]
dotnet_diagnostic.IDE0046.severity = none

すべてのコード スタイル規則を無効にするには、構成ファイルでカテゴリ Style の重要度を none に設定します。

[*.{cs,vb}]
dotnet_analyzer_diagnostic.category-Style.severity = none

詳細については、「コード分析の警告を抑制する方法」を参照してください。

関連項目

• 代入に条件式を使用する
• コード スタイルの言語規則
• コード スタイルの規則のリファレンス