Microsoft.Win32.Registry クラス
この記事では、この API のリファレンス ドキュメントを補足して解説します。
この Registry クラスは、Windows を実行しているマシン上のレジストリにある一連の標準のルート キーを提供します。 レジストリは、アプリケーション、ユーザー、既定のシステム設定に関する情報を格納する機能です。 アプリケーションは、アプリケーションを閉じた後に保持する必要がある情報を格納するためにこのレジストリを使用し、アプリケーションが再読み込みされたときに同じ情報にアクセスすることができます。 たとえば、色の設定、画面の場所、またはウィンドウのサイズを格納できます。 レジストリ内の別の場所に情報を格納することで、ユーザーごとにこのデータを制御できます。
Registry
クラスによって公開されるベース (ルート) RegistryKey インスタンスは、レジストリ内のサブキーと値の基本的なストレージ メカニズムを示します。 レジストリはキーの存在に依存するため、すべてのキーは読み取り専用です。 Registry
によって公開されるキーは、次のとおりです。
キー | 説明 |
---|---|
CurrentUser | ユーザー設定に関する情報を格納します。 |
LocalMachine | ローカル コンピューターの構成情報を格納します。 |
ClassesRoot | 型 (およびクラス) とそのプロパティに関する情報を格納します。 |
Users | 既定のユーザー構成に関する情報を格納します。 |
PerformanceData | ソフトウェア コンポーネントのパフォーマンス情報を格納します。 |
CurrentConfig | ユーザー固有以外のハードウェア情報を格納します。 |
DynData | 動的なデータを格納します。 |
レジストリの情報を格納または取得するルート キーを特定したら、その RegistryKey クラスを使用してサブキーを追加または削除し、指定したキーの値を操作できます。
ハードウェア デバイスは、プラグ アンド プレイ インターフェイスを使用して自動的にレジストリに情報を配置できます。 デバイス ドライバーをインストールするためのソフトウェアは、標準 API に書き込むことで、レジストリに情報を配置できます。
値を取得および設定するための静的メソッド
Registry クラスには、レジストリ キーの値を設定および取得するためのstatic
GetValueメソッドとSetValue メソッドも含まれています。 これらのメソッドは、レジストリ キーを使用するたびに開いたり閉じたりします。 そのため、多数の値にアクセスすると、RegistryKey クラス内の類似したメソッドのようにうまく実行されません。
この RegistryKey クラスには、次のことが可能なメソッドも用意されています。
- レジストリ キーの Windows アクセス制御セキュリティを設定する。
- 値を取得する前に、値のデータ型をテストする。
- キーを削除する。
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