この記事では、Microsoft Dynamics 365 Finance で、日本の政府助成金の圧縮記帳ドキュメントを作成および割り当てる方法について説明します。
日本では、圧縮記帳ドキュメントとは、政府助成金によって支援された固定資産に添えるドキュメントのことです。 圧縮記帳の証明書には、圧縮記帳メソッド、減価償却の方法、理由、有効性、補助金のしきい値など、政府補助金に関する詳細が含まれています。 圧縮記帳ドキュメントの詳細は、圧縮記帳金額を計算および転記するのに使用されます。
次の手順を完了する前に、まず固定資産構成キーを選択する必要があります。
この手順では、JPMF のデモ会社データを使用します。
新しい圧縮記帳ドキュメントの作成
新しい圧縮記帳ドキュメントを作成するには、次の手順に従います。
- Dynamics 365 Finance で、固定資産 > 定期処理タスク > 圧縮記帳 > 圧縮記帳ドキュメント の順に移動します。
- 新規を選択します。
- 圧縮記帳 フィールドに値を入力します。
- 圧縮記帳のタイプフィールドで、政府助成金を仕訳入力する方法を選択します。
-
減価償却方法フィールドで、オプションを選択します。
- このフィールドは、圧縮記帳のタイプ積立 フィールドを選択した場合にのみ使用できます。
- 減価償却方法の値は、固定資産に使用する方法と同じにする必要があります。
- 助成金の原因、失効日、政府助成金最高額の最大レートなどの追加情報を記録することができます。
- 助成金の償却タブで、固定資産の償却およびそれに関連する助成金について政府から要求された条件を入力できます。 この情報は、固定資産を廃棄するかどうか、または廃棄する場合にその時期はいつかを知りたいときに参照されます。
- 保存 を選択します。
固定資産帳簿への圧縮記帳ドキュメントの割り当て
固定資産に圧縮記帳ドキュメントを割り当てるには、次の手順に従います。
- Dynamics 365 Finance で、固定資産 > 固定資産 > 固定資産仕訳 に移動します。
- 新規を選択します。 代わりに、支援された資産がシステムに既に入力されている場合、既存の固定資産の編集を選択することもできます。
- 固定資産グループ フィールドに値を入力します。
- 帳簿を選択します。
- クイック フィルターを使用して、目的の帳簿を除外します。
- 圧縮記帳 フィールドに値を入力します。
- ドキュメントの日付を入力します。
- 保存 を選択します。