Microsoft Dynamics 365 for Outlook デスクトップ仮想化版 をインストールする
このトピックでは、Windows ServerRemote Desktop サービスを使用して、ローミング ユーザープロファイルで Dynamics 365 for Outlook をインストールする方法について説明します。 以前はターミナル サービスと呼ばれていたリモート デスクトップ サービスは、社内ネットワークまたはインターネットから、データ センター内のセッション ベースのデスクトップ、仮想マシン ベースのデスクトップ、またはアプリケーションにユーザーがアクセスできるようにする方法を提供する Windows Server のサーバーの役割です。
移動ユーザー プロファイル
移動ユーザー プロファイルはローカル ユーザー プロファイルのコピーであり、サーバー共有にコピーされ、格納されます。 移動ユーザー プロファイルの利点は、ユーザーがネットワーク上で利用するコンピューターごとにプロファイルを作成する必要がないことです。 このプロファイルは、ユーザーがネットワーク上でログオンする各コンピューターにダウンロードされます。 移動ユーザー プロファイルに加えられた変更は、ユーザーがログオフしたときに、プロファイルのサーバー コピーと同期されます。
移動ユーザー プロファイルはユーザーと共に移動しますが、Dynamics 365 for Outlook などのソフトウェア アプリケーションは移動しません。 ユーザーがログオンする各コンピューターに、同じアプリケーションをインストールする必要があります。
Windows Server リモート デスクトップ サービス
Dynamics 365 for Outlook は、Windows Server 2012 年リモート デスクトップ サービスでの実行がサポートされています。 リモート デスクトップ サービスでアプリケーションを実行すると、アプリケーションはサーバー上で実行されます。 キーボード、マウス、およびディスプレイの情報のみがネットワーク経由で送信されます。 ユーザーにはその個人のセッションのみが表示されます。このようなセッションはサーバーのオペレーティング システムによって透過的に管理され、他のクライアント セッションからの独立性が維持されます。
詳細: リモート デスクトップ サービス
Dynamics 365 for Outlook を配置して、リモートデスクトップ サービス アプリケーションを使用する
Remote Desktop Services アプリケーションとして使用する Dynamics 365 for Outlook を展開するために必要な基本手順を以下に示します。
Remote Desktop Services サーバー ロールを実行する Microsoft Windows Server を少なくとも 1 つ用意します。 詳細: リモート デスクトップ サービス
リモート デスクトップ サービス サーバー上で /disableofflinecapability パラメーターを使用して、Dynamics 365 for Outlook を サーバーにインストールします。 Dynamics 365 for Outlook がリモート デスクトップ サービス用にインストールされている場合は、オフラインにするモードはサポートされません。 詳細: コマンド プロンプトを使って Microsoft Dynamics 365 for Outlook をインストールする
重要
Dynamics 365 for Outlook のオフライン データベースは、移動ユーザー プロファイルでは使用できません。
リモート デスクトップ サービス サーバーで Dynamics 365 構成ウィザードを実行します。 説明については、 Dynamics 365 for Outlookのインストールを参照してください。
リモート デスクトップ サービスへの接続と Dynamics 365 for Outlook の実行に使用されるすべてのデスクトップで Dynamics 365 構成ウィザードを無効にします。 詳細については、次のセクションを参照してください。
Dynamics 365 for Outlook 設定 ウィザードを無効にする。
Note
このトピックの情報は、リモート デスクトップ サービスを使用する Dynamics 365 for Outlook の展開に適用されます。 リモート デスクトップ サービスを使用しない Dynamics 365 for Outlook の配置の Dynamics 365 for Outlook を手に入れる ボタンを削除するには、システム設定ダイアログボックス - Outlook タブ 内の "ユーザーに Dynamics 365 for Outlook メッセージを表示するかどうかを設定する" を参照してください。
Dynamics 365 for OutlookConfiguration Wizardは、ローミング ユーザーが リモート デスクトップ サービスを実行している Windows Server に接続します。 さらに、Office Outlook を実行する Dynamics 365 for Outlook を構成するオプションが表示されます。
チップ
ここに説明するように手動でレジストリ キーを作成する代わりに、グループ ポリシーまたはログオン スクリプトを使用して、Dynamics 365 for Outlook を使用しないリモート デスクトップ サービスのユーザーのレジストリ キーを作成できます。
警告
レジストリ エディターまたは別の方法を使用してレジストリを不適切に変更すると、深刻な問題が発生する可能性があります。 これらの問題が発生した場合、オペレーティング システムと Microsoft Dynamics 365 の再インストールが必要になることがあります。 マイクロソフトは、これらの問題の解決を保証できません。 レジストリはユーザー自身の責任において変更してください。
Dynamics 365 for Outlook 構成ウィザード、および Dynamics 365 for Outlook を構成するオプションを無効にするには、クライアント コンピューターで以下の手順を実行してください。
構成ウィザードを無効にする
Microsoft Office がインストールされているコンピューターで、レジストリ エディター (regedit.exe) を起動します。
次のレジストリ サブキーを探します: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Outlook\Addins
Addins を右クリックして、新規をポイントし、キーをクリックします。
「
crmaddin.Addin」と入力して、Enter キーを押します。crmaddin.Addin を右クリックして、新規をポイントし、DWORD 値または DWORD (32 ビット) 値をクリックします。
「
LoadBehavior」と入力して、Enter キーを押します。LoadBehavior を右クリックし、修正をクリックします。
値のデータボックスに「
8」と入力し、10 進数をクリックして、OK をクリックします。レジストリ エディターを終了します。
単一の XenApp インスタンスでの Microsoft Dynamics 365 for Outlook への Citrix XenApp 6.5 および 7.0-7.18 セッション仮想化のサポート
マイクロソフトでは、単一の XenApp インスタンス上で、Dynamics 365 for Outlook のセッション仮想化を使用する Citrix XenApp 6.5 および 7.0-7.18 をサポートします。
Citrix の展開には、その他の構成に基づく複雑な構成のトポロジが含まれる可能性があります。これらの他の構成はサポートされていません。 以下は、サポートされていない構成の例です。
CitrixXenApp (バージョン 6.5 および 7.0-7.18 を除く)、XenDesktop、XenServer などの Citrix 製品 およびこれらの製品のバージョン
アプリケーション ストリーミング モード
アプリケーション展開のモード
他の仮想化テクノロジ (ネットワークとストレージの仮想化テクノロジなど) 上に重ねたアプリケーション仮想化
サーバー側同期を使用して Dynamics 365 for Outlook を Customer Engagement で同期する場合、Outlook でオフに設定されたキャッシュされた Exchange モードはサポートされますが、Dynamics 365 for Outlook 同期を Dynamics 365 for Outlook 同期で同期する場合はサポートされません。 参照: Exchange キャッシュ モードをオンにする。
関連項目
Microsoft Dynamics 365 アプリの言語パックをインストールまたは更新する
Microsoft Dynamics 365 アプリおよび Dynamics 365 アプリ Online 用の Dynamics 365 for Outlook の計画とインストール