手動決定のコンフィギュレーション
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
手動決定をコンフィギュレーションするには、ワークフロー エディターで手動決定を右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[プロパティ] フォームを開きます。手動決定のプロパティをコンフィギュレーションするには、次の手順に従います。
判断名の設定
手動決定の名前を入力するには、次の手順に従います。
左ウィンドウで、[基本設定] をクリックします。
[名前] フィールドに、手動決定の固有の名前を入力します。
件名行と指示を入力する
この手動決定に割り当てられるユーザーに対して件名行と指示を入力する必要があります。
たとえば、購買要求の決定をコンフィギュレーションする場合は、決定に割り当てられるユーザーに対して、[購買要求] フォームの件名行と指示が表示されます。件名行はフォームのメッセージ バーに表示されます。ユーザーは、メッセージ バーのアイコンをクリックして、指示を表示できます。次の図に、メッセージ バーの位置と、クリックして指示を表示するためのアイコンの位置を示します。
.gif "Workflow message bar with the Actions button")
次に手順に従って、件名行と指示を入力します。
左ウィンドウで、[基本設定] をクリックします。
[指示:] タブをクリックします。
[作業項目の件名] ボックスに件名行を入力します。
件名行をカスタマイズするには、プレースホルダーを挿入します。プレースホルダは、ユーザーに表示されるときに、適切なデータに置き換えられます。次の手順に従って、プレースホルダーを挿入します。
メッセージ ボックス内で、プレースホルダーを表示する位置をクリックします。
[プレースホルダーの挿入] をクリックします。
表示されるリストで、挿入するプレースホルダーを選択します。
[挿入] をクリックします。
件名行の翻訳を追加するには、[翻訳] をクリックします。表示されるフォームで、次の手順に従います。:
[追加] をクリックします。
表示される一覧で、テキストを入力する言語を選択します。
[翻訳されたテキスト] ボックスにテキストを入力します。
テキストをカスタマイズするためには、プレースホルダーを挿入します。
[閉じる] をクリックします。
[作業項目の指示] テキスト ボックスに指示を入力します。
指示をカスタマイズするには、プレースホルダーを挿入します。プレースホルダーは、ユーザーに表示されるときに、適切なデータに置き換えられます。次の手順に従って、プレースホルダーを挿入します。
メッセージ ボックス内で、プレースホルダーを表示する位置をクリックします。
[プレースホルダーの挿入] をクリックします。
表示されるリストで、挿入するプレースホルダーを選択します。
[挿入] をクリックします。
指示の翻訳を追加するには、[翻訳] をクリックします。表示されるフォームで、次の手順に従います。
[追加] をクリックします。
表示される一覧で、テキストを入力する言語を選択します。
[翻訳されたテキスト] ボックスにテキストを入力します。
テキストをカスタマイズするためには、プレースホルダーを挿入します。
[閉じる] をクリックします。
決定の可能な結果を指定する
ドキュメントが意思決定者に割り当てられると、通常は、その意志決定者に質問が行われます。質問に対する回答は、通常 [はい] または [いいえ] または [True] または [False] です。
手動決定の結果の候補を指定するには、次の手順に従います。
左ウィンドウで、[基本設定] をクリックします。
[結果] タブをクリックします。
[結果 1] フィールドに、結果の名前またはオプションを入力します。
結果の翻訳を追加するには、[翻訳] をクリックします。表示されるフォームで、次の手順に従います。
[追加] をクリックします。
表示される一覧で、テキストを入力する言語を選択します。
[翻訳されたテキスト] ボックスにテキストを入力します。
[閉じる] をクリックします。
[結果 2] フィールドに、結果の名前またはオプションを入力します。
結果の翻訳を追加するには、[翻訳] をクリックします。表示されるフォームで、次の手順に従います。
[追加] をクリックします。
表示される一覧で、テキストを入力する言語を選択します。
[翻訳されたテキスト] ボックスにテキストを入力します。
[閉じる] をクリックします。
いつ通知を送信するかを指定する
決定の実行、委任、またはエスカレーションが行われたときに、ユーザーに通知を送信できます。
通知の送信条件と、通知の送信先のユーザーを指定するには、次の手順に従います。
左ウィンドウで、[通知] をクリックします。
通知を送信するイベントの横にあるチェック ボックスをオンにします。
[選択 1] – 割り当てられたユーザーが [選択 1] を選択したとき。
[選択 2] – 割り当てられたユーザーが [選択 2] を選択したとき。
[委任] – 割り当てられたユーザーが別のユーザーに決定を割り当てたとき。
[エスカレート] – 割り当てられたユーザーが割り当て時間内に決定を行わなかったとき。
手順 2. で選択したイベントの行を選択します。
[通知テキスト] タブをクリックします。
テキスト ボックスに、通知のテキストを入力します。
通知をカスタマイズするには、プレースホルダーを挿入します。プレースホルダーは、ユーザーに表示されるときに、適切なデータに置き換えられます。次の手順に従って、プレースホルダーを挿入します。
メッセージ ボックス内で、プレースホルダーを表示する位置をクリックします。
[プレースホルダーの挿入] をクリックします。
表示されるリストで、挿入するプレースホルダーを選択します。
[挿入] をクリックします。
通知の翻訳を追加するには、[翻訳] をクリックします。表示されるフォームで、次の手順に従います。
[追加] をクリックします。
表示される一覧で、テキストを入力する言語を選択します。
[翻訳されたテキスト] ボックスにテキストを入力します。
テキストをカスタマイズするためには、プレースホルダーを挿入します。
[閉じる] をクリックします。
[受取人] タブをクリックします。
通知の送信先ユーザーを指定します。次の表のいずれかのオプションを選択し、オプションの追加手順を実行してから、手順 10 に進みます。
オプション
通知の受信者
追加手順
参加者
特定のグループまたはロールに割り当てられたユーザー
[参加者] を選択してから、[ロールベース] タブをクリックします。
[参加者のタイプ] の一覧で、通知の送信先のグループまたはロールのタイプを選択します。
[参加者] の一覧で、通知の送信先のグループまたはロールを選択します。
ワークフロー ユーザー
現在のワークフロー内のユーザー
[ワークフロー ユーザー] を選択してから、[ワークフロー ユーザー] タブをクリックします。
[ワークフロー ユーザー] の一覧で、ワークフローに参加するユーザーを選択します。
ユーザー
特定の Microsoft Dynamics Ax ユーザー
[ユーザー] を選択してから、[ユーザー] タブをクリックします。
[利用可能なユーザー:] の一覧には Microsoft Dynamics Ax のすべてのユーザーが含まれています。通知を送信する先ユーザーを選択し、そのユーザーを [選択したユーザー:] リストに移動します。
手順 2. で選択したイベントごとに手順 3 ～ 9 を繰り返します。
決定の割り当て
手動決定の割り当て先のユーザーを指定するには、次の手順に従います。
左ウィンドウで、[割り当て] をクリックします。
[割り当てタイプ] タブで、次の表のいずれかのオプションを選択し、オプションの追加手順を実行してから、手順 3 に進みます。
オプション
割り当て済ユーザー
追加手順
参加者
特定のグループまたはロールに割り当てられたユーザー
[参加者] を選択してから、[ロールベース] タブをクリックします。
[参加者のタイプ] の一覧で、決定を割り当てる先のグループまたはロールのタイプを選択します。
[参加者] の一覧で、決定を割り当てる先のグループまたはロールを選択します。
階層
特定の組織階層内のユーザー
[階層] を選択してから、[階層選択] タブをクリックします。
[階層タイプ] の一覧で、決定を割り当てる先の階層のタイプを選択します。
システムは、一定範囲のユーザー名を階層から取得する必要があります。これらの名前は、決定を割り当てることができるユーザーを表します。システムで取得するユーザー名の範囲について、その開始点と終了点を指定するには、次の手順に従います。
開始点を指定するには、[開始] の一覧からユーザーを選択します。
終了点を指定するには、[条件の追加] をクリックします。次に、階層のどこで名前の取得を止めるかを示す条件を入力します。
[階層オプション] タブをクリックします。
決定を、範囲内のどのユーザーに割り当てるか指定します。
[取得したすべてのユーザーに割り当てる] - 範囲内のすべてのユーザーに決定が割り当てられます。
[取得した最後のユーザーのみに割り当てる] – 範囲内の最後ユーザーのみに決定が割り当てられます。
[次の条件を満たすユーザーは除外:] – 範囲内のユーザーが特定の条件を満たす場合、そのユーザーには決定が割り当てられません。条件を指定するには、[条件の追加] をクリックします。
ワークフロー ユーザー
現在のワークフロー内のユーザー
[ワークフロー ユーザー] を選択してから、[ワークフロー ユーザー] タブをクリックします。
[ワークフロー ユーザー] の一覧で、ワークフローに参加するユーザーを選択します。
ユーザー
特定の Microsoft Dynamics Ax ユーザー
[ユーザー] を選択してから、[ユーザー] タブをクリックします。
[利用可能なユーザー:] の一覧には Microsoft Dynamics Ax のすべてのユーザーが含まれています。決定を割り当てる先のユーザーを選択し、そのユーザーを [選択したユーザー:] リストに移動します。
キュー
作業項目キュー
[キュー] を選択してから、[キュー ベース] タブをクリックします。
決定を特定のキューに割り当てるには、次の手順に従います。:
[キューのタイプ] ボックスの一覧から、[作業項目キュー] を選択します。
[キュー名] の一覧からキューを選択します。
決定を割り当てるキューを特定の条件で決める場合は、次の手順に従います。
[キューのタイプ] ボックスの一覧から、[条件付き作業項目キュー] を選択します。
[キュー名] ボックスの一覧から、[条件付きキュー] を選択します。
[期限] タブをクリックします。
[期間] フィールドで、ユーザーが決定を行わなければならない期限を指定します。次のいずれかのオプションを選択します。
[時間] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を時間数で入力します。続いて、組織で使用しているカレンダーを選択し、組織の週間労働時間に関する情報を入力します。
[日数] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を日数で入力します。続いて、組織で使用しているカレンダーを選択し、組織の週間労働時間に関する情報を入力します。
[週] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を週数で入力します。
[月] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を曜日と週で選択します。たとえば、当月の第 3 週の金曜日までに決定を行う必要があるように設定できます。
[年] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を曜日、週、および月で選択します。たとえば、12 月の第 3 週の金曜日までに決定を行う必要があるように設定できます。
割り当てられている時間内にユーザーが決定を行わなかった場合、その決定は期限超過になります。期限超過の決定は、このフォームの [エスカレーション] 領域で選択したオプションに基づいて、エスカレートされます。
決定が期限超過の場合の処置を指定する
割り当てられている時間内にユーザーが決定を行わなかった場合、決定は期限超過になり、別のユーザーにエスカレートまたは割り当てることができます。期限超過した決定をエスカレートするには、次の手順に従います。
左ウィンドウで、[エスカレーション] をクリックします。
エスカレーション パスを作成するために、[エスカレーション パスの使用] チェック ボックスをオンにします。決定は、エスカレーション パスにリストされるユーザーに割り当てられます。
たとえば、次の表に、エスカレーション パスを示します。
順番
エスカレーション パス
1
割り当て先: 奈緒美
2
割り当て先: 悦子
3
最終アクション: [選択 1]
この例では、奈緒美に、期限超過の決定が割り当てられます。割り当てられた時間内に奈緒美が決定を行わない場合は、悦子に決定が割り当てられます。割り当てられた時間内に悦子が決定を行わない場合は、[選択 1] が決定として選択されます。
エスカレーション パスにユーザーを追加するには、[エスカレーションの追加] をクリックします。次の表のいずれかのオプションを選択し、オプションの追加手順を実行してから、手順 4 に進みます。
オプション
決定のエスカレート先のユーザー
追加手順
階層
特定の組織階層内のユーザー
[階層] を選択してから、[階層選択] タブをクリックします。
[階層タイプ] の一覧で、決定のエスカレート先の階層のタイプを選択します。
システムは、一定範囲のユーザー名を階層から取得する必要があります。これらの名前は、決定のエスカレート先にすることできるユーザーを表します。システムで取得するユーザー名の範囲について、その開始点と終了点を指定するには、次の手順に従います。
開始点を指定するには、[開始] の一覧からユーザーを選択します。
終了点を指定するには、[条件の追加] をクリックします。次に、階層のどこで名前の取得を止めるかを示す条件を入力します。
[階層オプション] タブをクリックします。
決定を、範囲内のどのユーザーにエスカレートするか指定します。
[取得したすべてのユーザーに割り当てる] – 範囲内のすべてのユーザーに決定がエスカレートされます。
[取得した最後のユーザーのみに割り当てる] – 範囲内の最後ユーザーのみに決定がエスカレートされます。
[次の条件を満たすユーザーは除外:] – 範囲内のユーザーが特定の条件を満たす場合、そのユーザーには決定がエスカレートされません。条件を指定するには、[条件の追加] をクリックします。
ワークフロー ユーザー
現在のワークフロー内のユーザー
[ワークフロー ユーザー] を選択してから、[ワークフロー ユーザー] タブをクリックします。
[ワークフロー ユーザー] の一覧で、ワークフローに参加するユーザーを選択します。
ユーザー
特定の Microsoft Dynamics Ax ユーザー
[ユーザー] を選択してから、[ユーザー] タブをクリックします。
[利用可能なユーザー:] の一覧には Microsoft Dynamics Ax のすべてのユーザーが含まれています。決定をエスカレートする先のユーザーを選択し、そのユーザーを [選択したユーザー:] リストに移動します。
[期限] タブをクリックします。
[期間] フィールドで、ユーザーが決定を行わなければならない期限を指定します。次のいずれかのオプションを選択します。
[時間] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を時間数で入力します。続いて、組織で使用しているカレンダーを選択し、組織の週間労働時間に関する情報を入力します。
[日数] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を日数で入力します。続いて、組織で使用しているカレンダーを選択し、組織の週間労働時間に関する情報を入力します。
[週] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を週数で入力します。
[月] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を曜日と週で選択します。たとえば、当月の第 3 週の金曜日までに決定を行う必要があるように設定できます。
[年] – ユーザーが決定を行わなければならない期限を曜日、週、および月で選択します。たとえば、12 月の第 3 週の金曜日までに決定を行う必要があるように設定できます。
エスカレーション パスに追加するユーザーごとに手順 3 ～ 5 を繰り返します。ユーザーの順序は、変更できます。
エスカレーション パスに含まれるユーザーが、割り当てられた時間内に決定を行わない場合、システムによって決定が行われます。システムで選択するオプションを指定するには、[アクション] 行を選択します。次に、[アクションの終了] タブのオプションを選択します。
期限の設定
特定の時間内に決定を行わなければならないようにするには、次の手順に従います。
注意
以下の手順で選択するオプションは、このフォームの [割り当て] および [エスカレーション] 領域で選択したオプションより優先されます。
左ウィンドウで、[詳細設定] をクリックします。
[ワークフロー要素の期限の設定] チェック ボックスをオンにします。
[期間] フィールドで、決定を行う必要がある時間を指定します。次のいずれかのオプションを選択します。
[時間] – 時間数を入力します。続いて、組織で使用しているカレンダーを選択し、組織の週間労働時間に関する情報を入力します。
[日数] – 日数を入力します。続いて、組織で使用しているカレンダーを選択し、組織の週間労働時間に関する情報を入力します。
[週] – 週数を入力します。
[月] – 決定の実行期限を曜日と週で選択します。たとえば、その月の第 3 週の金曜日までに決定を行うように指定できます。
[年] – 決定の実行期限を曜日、週、および月で選択します。たとえば、12 月の第 3 週の金曜日までに決定を行うように指定できます。
時間制限を超過した場合は、システムによって決定が行われます。[アクション] の一覧から、システムで選択するオプションを選択します。