信用保証状の要求および払出

[アーティクル]
08/03/2018

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

販売見積、販売注文、プロジェクト見積、プロジェクト、または発注書から、信用保証状の要求を作成できます。要求が作成されると、承認のために銀行に送信する必要があります。銀行の承認を受け取ったら、受益者に信用保証状を発行できます。

信用保証状を要求するためには [見積書の作成]、[販売見積]、[販売注文]、[発注書]、または [プロジェクトの詳細] フォームを使用します。要求を作成した後、[信用保証状] フォームを使用して、承認のために銀行に要求を送信します。承認されると、[銀行] の [信用保証状] フォームを使用して、受益者に信用保証状を払出できます。

信用保証状の要求の作成

調達 >共通 >発注書 >すべての発注書 をクリックします。購買注文明細行を選択し、[アクションペイン] の [管理] タブの [銀行ドキュメント] グループで、[信用保証状] をクリックします。

または

販売とマーケティング >共通 >販売見積 >すべての見積 をクリックします。販売見積明細行をダブルクリックして、"販売見積の詳細" フォームを開きます。Action Pane の 見積書 タブの 銀行ドキュメント グループで、信用保証状 をクリックします。

または

販売とマーケティング >共通 >販売注文 >すべての販売注文 をクリックします。販売注文明細行をダブルクリックして、"販売注文の詳細" フォームを開きます。Action Pane の管理タブの 銀行ドキュメント グループで、信用保証状 をクリックします。

または

販売とマーケティング >共通 >販売見積 >すべての見積 をクリックします。プロジェクト見積明細行をダブルクリックして、"プロジェクト見積の詳細" フォームを開きます。Action Pane の 見積書 タブの 銀行ドキュメント グループで、信用保証状 をクリックします。

または

プロジェクト管理および会計 >共通 >プロジェクト >すべてのプロジェクト をクリックします。プロジェクト明細行をダブルクリックして、"プロジェクトの詳細" フォームを開きます。[アクションウィンドウ] の [プロジェクト] タブで、[信用保証状] をクリックします。

[新規] グループで、[要求] をクリックして [信用保証状依頼の作成] ドロップダイアログを開きます。
[タイプ] フィールドで、信用保証状の理由コードを選択します。
[値] フィールドで、信用保証状の値を入力します。[通貨] フィールドで、信用保証状の通貨が更新されます。
[有効期限] フィールドで、信用保証状が無効になる日付を選択します。有効期限は信用保証状契約で定義され、現在の日付より後になります。
[OK] をクリックして信用保証状の要求を作成します。要求の [融資状態] フィールドが "要求済" に更新されます。
フォームを閉じて、変更を保存します。

銀行に要求を送信

現金および銀行管理 >共通 >信用保証状 をクリックします。
左ウィンドウで、状態が [要求] の要求を選択し、[銀行に送信] をクリックして、[信用保証状を銀行に送信] ドロップダイアログを開きます。
[銀行口座] フィールドで、融資契約に関連付けられている銀行口座を選択します。
[融資タイプ] フィールドで、信用保証状が要求された融資のタイプを選択します。融資契約番号は [融資契約] フィールドで更新されます。
[OK] をクリックして銀行に要求を送信します。要求の [融資状態] フィールドが "銀行に送信" に更新されます。

信用保証状を銀行から受信

現金および銀行管理 >共通 >信用保証状 をクリックします。
左ウィンドウで、状態が [銀行に送信] の要求を選択し、[銀行から受信] をクリックして、[信用保証状を銀行から受信] ドロップダイアログを開きます。
[銀行番号] フィールドで、信用保証状に表示される銀行口座番号を入力します。信用保証状の金銭的価値と有効期限は [値] と [有効期限] のフィールドで更新されます。
[保証金] フィールドに、銀行が引当した利益量を入力します。利益量は、[銀行融資契約] フォームの [現金保証] フィールドで指定されている割合で乗算された信用保証状の値として計算され、このフィールドに表示されます。[銀行融資契約] フォームで固定量を選択した場合、その量がここに表示されます。その量は必要に応じて変更できます。
[経費] フィールドで、信用保証状に計上されている雑費を入力します。経費の量は、[銀行融資契約] フォームの [払出コミッション] フィールドで指定されている割合で乗算された信用保証状の値として計算され、このフィールドに表示されます。[銀行融資契約] フォームで固定量を選択した場合、その量がここに表示されます。この金額は必要に応じて変更できます。
[OK] をクリックして、銀行から信用保証状を受信します。"現金および銀行管理パラメーター" フォームの [トランザクション仕訳帳] フィールドで指定された日次仕訳帳を使用して、"銀行ドキュメントの転記プロファイル" フォームで指定された勘定に仕訳入力が転記されます。要求の [融資状態] フィールドが "銀行から受信" に更新されます。

信用保証状の払出要求

または

[受益者に渡す] をクリックして、[信用保証状を受取人に付与しますか?] ドロップダイアログを開きます。
[OK] をクリックして、信用保証状の払出要求を作成します。[融資状態] フィールドが "受益者への譲渡要求" に更新されます。

信用保証状を受益者に発行

現金および銀行管理 >共通 >信用保証状 をクリックします。
左ウィンドウで、状態が [受益者への譲渡要求] の要求を選択し、[受益者に渡す] をクリックして、[信用保証状を受取人に付与しますか?] ドロップダイアログを開きます。
[OK] をクリックして、受益者に与信保証状を発行します。要求の状態は、[受益者に渡す] に更新されます。