EWS マネージド API リファレンス

適用対象: EWS マネージド API | Exchange Online | Exchange Server 2007 | Exchange Server 2010 | Exchange Server 2013 | Office 365

Exchange Web サービス (EWS) マネージド API には、Microsoft.Exchange.WebServices.dll と Microsoft.Exchange.WebServices.Auth.dll の 2 つの API が含まれます。

EWS マネージド API の名前空間

名前空間 説明
Microsoft.Exchange.WebServices.Auth.Validation Exchange サーバーから送信されたユーザー ID のトークンの検証に使用されるタイプとメソッドが含まれています。 Microsoft.Exchange.WebServices.Auth.Validation 名前空間は、Exchange Online および Exchange Server 2013 以降のバージョンの Exchange を対象とするクライアントに適用されます。 この名前空間は、Microsoft.Exchange.WebServices.Auth.dll API に含まれています。
Microsoft.Exchange.WebServices.Autodiscover Exchange Server によってホストされる自動検出サービスとの通信に使用されるタイプが含まれています。 Active Directory Domain Services (AD DS) でサービス接続ポイント オブジェクトを検索する際にも、この名前空間を使用します。 自動検出サービスは EWS クライアントに構成情報を提供します。 これにより、クライアントは該当するサービスの URL を対象にすることができます。

クライアントがドメインに結合されている場合、あるいは Exchange Server 2010 で導入された SOAP 自動検出エンドポイントである場合は、この名前空間の機能を活用して、Microsoft Exchange Server 2007 で導入された POX 自動検出サービスを適用対象とし、サービス接続ポイント オブジェクトの検索を行うことができます。 この名前空間の主なタイプは AutodiscoverService クラスになります。 この名前空間は、Microsoft.Exchange.WebServices.dll API に含まれています。
Microsoft.Exchange.WebServices.Data EWS による Exchange サーバーとの通信に使用するタイプが含まれています。 この名前空間にはEWS マネージド API の中心的な機能が備わっています。 この名前空間の主なタイプは ExchangeService クラスになります。

関連項目