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Exchange 2013 で探索メールボックスを作成する

  • [アーティクル]

製品: Exchange Server 2013

Microsoft Exchange Server 2013 セットアップでは、既定で証拠開示用メールボックスが作成されます。 証拠開示用メールボックスは、Exchange 管理センター (EAC) 内の インプレース電子情報開示 (eDiscovery) 検索用の対象メールボックスとして使用されます。 必要に応じて、追加の証拠開示用メールボックスを作成できます。 新しい証拠開示用メールボックスを作成したら、その証拠開示用メールボックスにコピーされる電子情報開示検索結果へのアクセスを可能にするため、該当するユーザーにフルアクセスのアクセス許可を割り当てる必要があります。

注意

探索マネージャーが電子情報開示の検索結果を探索メールボックスにコピーした後、メールボックスには機密情報が含まれる可能性があります。 探索メールボックスへのアクセスを制御し、権限のあるユーザーしかアクセスできないようにします。

詳細については、「Discovery mailboxes」を参照してください。

始める前に把握しておくべき情報

  • 予想所要時間 : 3 分。

  • この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可が割り当てられている必要があります。 必要なアクセス許可を確認するには、「 メッセージング ポリシーとコンプライアンスのアクセス許可 」の「探索メールボックスの作成」エントリを参照してください。

  • 探索メールボックスには、50 ギガバイト (GB) のメールボックス記憶域クォータがあります。 この記憶域クォータを増やすことはできません。

  • 探索メールボックスを作成したり、それにアクセスするためのアクセス許可を割り当てたりするために EAC を使用することはできません。 シェルを使用する必要があります。

  • このトピックの手順で使用可能なキーボード ショートカットについては、「Exchange 2013 の Exchange 管理センターのキーボード ショートカット」を参照してください。

ヒント

問題がある場合は、 Exchange のフォーラムで質問してください。 Exchange Serverのフォーラムにアクセスしてください。

手順 1: 探索メールボックスを作成する

この例では、シェルに SearchResults という名前の探索メールボックスを作成します。

New-Mailbox -Name SearchResults -Discovery

構文およびパラメーターの詳細については、「New-Mailbox」を参照してください。

Exchange 組織内のすべての探索メールボックスのリストを表示するには、以下のコマンドを実行します。

Get-Mailbox -Resultsize unlimited -Filter "RecipientTypeDetails -eq 'DiscoveryMailbox'"

構文およびパラメーターの詳細については、「Get-Mailbox」を参照してください。

手順 2: 検出メールボックスにアクセス許可を割り当てる

作成した証拠開示用メールボックスを開くために必要なアクセス許可をユーザーまたはグループに明示的に割り当てる必要があります。 以下の構文を使用して、証拠開示用メールボックスを開いたり検索結果を表示したりするためのアクセス許可をユーザーまたはグループに割り当てることができます。

Add-MailboxPermission <Name of the discovery mailbox> -User <Name of user or group> -AccessRights FullAccess -InheritanceType all

たとえば、以下のコマンドは、Litigation Managers グループにフルアクセスのアクセス許可を割り当てて、このグループのメンバーが Fabrikam Litigation 探索メールボックスを開くことができるようにします。

Add-MailboxPermission "Fabrikam Litigation" -User "Litigation Managers" -AccessRights FullAccess -InheritanceType all

構文およびパラメーターの詳細については、「Add-MailboxPermission」を参照してください。

詳細情報

  • 既定では、既定の探索検索メールボックスのフル アクセスのアクセス許可を付与されているのは、Discovery Management 役割グループのメンバーだけです。 作成した探索メールボックスを Discovery Management 役割グループのメンバーが開くことができるようにするには、そのグループにフル アクセスのアクセス許可を明示的に付与する必要があります。

  • 探索メールボックスは、Exchange アドレス一覧に表示されますが、ユーザーがそこに電子メールを送信することはできません。 探索メールボックスへの電子メールの配信は、配信制限によって禁止されています。 これにより、探索メールボックスにコピーされた検索結果の整合性が維持されます。

  • 探索メールボックスは、他の目的に使用することや別の種類のメールボックスに変換することはできません。

  • 探索メールボックスは、他の種類のメールボックスと同様に削除できます。