Exchange Online で共有ポリシーをメールボックスに適用する

共有ポリシーは、ユーザーが組織外の人々と自分の予定表を共有する方法を制御します。 管理者がユーザーのメールボックスに適用する共有ポリシーにより、ユーザーがだれとどの程度のレベルのアクセスを共有できるか決まります。 何も変えない場合、すべてのユーザーは、電子メール アドレスのある人ならだれに対しても、各自の予定表を見るよう招待することが可能になっています。 新しい共有ポリシーを作成した場合、そのポリシーを有効にするために、メールボックスに適用する必要があります。 共有ポリシーは、個々のユーザーのメールボックスに適用されます。 また、管理者は、ユーザーの共有ポリシーを無効にすることにより予定表への外部アクセスを禁止することもできます。

事前に必要な知識

Exchange 管理センターを使用して、1 つのメールボックスに共有ポリシーを適用します。

  1. Microsoft 365 管理センター ダッシュボードで、[Exchange] をクリックします。

  2. [受信者メールボックス>] に移動します

  3. [ メールボックスの管理 ] ページで、[表示名] 列の横の空白領域に表示されるボタン オプション以外の行をクリックして、個々のメールボックスを選択します。

  4. 開いた [ユーザー メールボックスの詳細] ポップアップで、[メールボックスの管理]> メールボックス ポリシーをクリックします>。

  5. [ 共有ポリシー] で、このメールボックスに適用する共有ポリシーを選択します。

  6. [ 保存] を クリックして共有ポリシーを適用します。

Exchange 管理センターを使用して、複数のメールボックスに共有ポリシーを適用する

  1. Microsoft 365 管理センター ダッシュボードで、[Exchange] をクリックします。

  2. [受信者メールボックス>] に移動します

  3. [メールボックスの管理] ページ で、メールボックス を選択し、[ メールボックス ポリシー] をクリックします。

  4. 開いた詳細ポップアップで、 メールボックス ポリシー が一括編集用に構成されます。

  5. [ 共有ポリシー] で、一覧から共有ポリシーを選択します。

  6. [ 保存] を クリックして共有ポリシーを適用します。

PowerShell Exchange Online使用して、1 つ以上のメールボックスに共有ポリシーを適用する

この例では、共有ポリシー Contoso を Barbara のメールボックスに適用します。

Set-Mailbox -Identity Barbara -SharingPolicy "Contoso"

この例では、Marketing 部門のすべてのユーザー メールボックスを検索した後、共有ポリシー Contoso Marketing を適用します。

Get-Mailbox -Filter "Department -eq 'Marketing'" | Set-Mailbox -SharingPolicy "Contoso Marketing"

この例では、共有ポリシー Contoso が適用されているメールボックスすべてを表示します。ユーザーでソートし、別名と電子メール アドレスのみ含まれる表として表示します。

Get-Mailbox -ResultSize unlimited | Where {$_.SharingPolicy -eq "Contoso"} | format-table Alias,EmailAddresses

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-Mailbox」と「Get-Mailbox」を参照してください。

正常な動作を確認する方法

共有ポリシーがユーザー メールボックスに正常に適用されたことを確認するには、次のいずれかを実行します。

  • Exchange 管理センターで、[受信者メールボックス]> に移動し、共有ポリシーを適用したメールボックスを選択します。 [編集] アイコンをクリックし、[メールボックスの機能] をクリックし、[共有ポリシー] に正しい共有ポリシーが表示されることを確認します

  • 次のコマンドを実行して、共有ポリシーがユーザー メールボックスに割り当てられているかどうかを確認します。 SharingPolicy パラメーターの正しい共有ポリシーが一覧表示されていることを確認します。

    Get-Mailbox <username> | format-list