このシナリオでは、Dataflow Gen2 を使用して、6 GB の CSV データを Microsoft Fabric のレイクハウス テーブルに読み込みました。
以下の例で使用されている価格は架空のものであり、正確な実際の価格を暗示するものではありません。 これらは、Microsoft Fabric の Data Factory プロジェクトのコストを見積もり、計画、管理を行う方法を示すためのものにすぎません。 また、Fabric 容量はリージョン間で一意な価格が設定されているため、米国西部 2 (一般的な Azure リージョン) のファブリック容量の従量課金制の価格 (CU あたり 1 時間あたり 0.18 ドル) を使用します。 その他の Fabric 容量の価格オプションについては、Microsoft Fabric の価格を参照してください。
構成
このシナリオを実現するには、次の手順でデータフローを作成する必要があります。
- まず、ADLS Gen2 環境からデータフローに 6 GB の CSV ファイルをアップロードします。
- CSV ファイルを結合するように Power Query を構成します。
- データ出力先としてレイクハウスを設定します。
- 高速コピー機能を有効にします。
Fabric メトリック アプリを使用したコスト見積もり
Dataflow Gen2 更新操作には約 4 分かかり、Dataflow Gen2 更新に 3,696 CU 秒、データ移動に 5,448 CU 秒かかりました。
Note
メトリックとして報告されますが、実際の実行時間は、Fabric Metrics アプリで有効な CU 時間を計算する場合には関係ありません。これは、同じく報告される CU 秒のメトリックが実行時間についても既に説明しているためです。
メトリック | コンピューティング従量課金 |
---|---|
Dataflow Gen2 更新 CU 秒 | 3,696 CU 秒 |
データ移動 CU 秒 | 5,448 CU 秒 |
合計実行コストは $0.18/CU 時間 = (3,696 + 5,448) / (60*60) CU 時間 * ($0.18/CU 時間) ~= $0.46