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メタデータ スキャンの概要

メタデータ スキャンでは、組織の Fabric 項目のすべてのメタデータをカタログ化してレポートできるようにすることで、組織の Microsoft Fabric データに対するガバナンスを容易にします。 これを実現するには、"スキャナー API" と総称される一連の管理 REST API を使用します。

スキャナー API を使うと、項目の名前、所有者、秘密度ラベル、承認状態などの情報を抽出できます。 Power BI セマンティック モデルの場合は、テーブルと列の名前、メジャー、DAX 式、マッシュアップ クエリなど、含まれているオブジェクトのメタデータの一部を抽出することもできます。 これらのセマンティック モデル内部オブジェクトのメタデータは、サブ成果物メタデータと呼ばれます。

メタデータ スキャンが返す成果物とサブ成果物のメタデータの詳細な一覧については、Admin - WorkspaceInfo GetScanResult API に関するドキュメントを参照してください。

スキャナー API は次のとおりです。 パブリック クラウドとソブリン クラウドの両方をサポートしています。

重要

スキャン用に開発したアプリでは、標準の委任管理者アクセス トークンまたはサービス プリンシパルのいずれかを使って認証することができます。 この 2 つの認証パスは相互に排他的です。 サービス プリンシパルに従って実行する場合、Power BI 管理者の同意が必要なアクセス許可をアプリに設定することはできません。 詳細については、「読み取り専用の管理 API に対してサービス プリンシパル認証を有効にする」を参照してください。

基本のフロー

  • 組織でメタデータ スキャンを設定する: メタデータ スキャンを実行する前に、Fabric 管理者が組織で設定する必要があります。 ファブリック管理者は、「メタデータ スキャンを設定する」を参照してください。

  • 管理者用の読み取り専用 API に対してサービス プリンシパル認証を有効にします。 サービス プリンシパルは、Microsoft Entra アプリケーションが Microsoft Fabric のコンテンツと API にアクセスできるようにするために使用できる認証方法です。 「管理者用の読み取り専用 API に対してサービス プリンシパル認証を有効にする」を参照してください。

  • メタデータ スキャンの実行: スキャンの実行方法を示す通し確認については、「メタデータ スキャンの実行」を参照してください。

ライセンス

メタデータ スキャンには特別なライセンスは必要ありません。 これは、Premium 以外のワークスペースにある項目のものを含め、すべてのテナントのメタデータで機能します。