Logic Apps の HIS Designerとは
Azure Logic Apps のメインフレームとミッドレンジのシステム メタデータ成果物を作成するには、Logic Apps の Host Integration Server (HIS) Designerを使用できます。 このツールは Microsoft Visual Studio で動作し、メタデータ オブジェクトを作成、表示、編集、およびメインフレーム成果物にマップするためのグラフィカル ユーザー インターフェイスを提供します。 Azure Logic Apps では、これらのマップを使用して、メインフレームとミッドレンジ システムのプログラムとデータをミラーします。
HIS Designerを使用する理由
HIS Designer ツールのマッピング機能は、Azure Logic Apps ワークフローがワークフロー デザイナーを介して COBOL および RPG プログラムにアクセスするのに役立ちます。 HIS Designerでは、Azure Logic Apps などのロー コード プラットフォームによって管理される複雑さを抽象化することで、メインフレーム システム用の特殊なインターフェイスのプログラミングに伴う時間と労力も削減されます。
HIS Designerのしくみ
Azure Logic Apps では、メインフレームおよびミッドレンジ システムにアクセスするコネクタは、ワークフローからのオブジェクト メソッド呼び出しをインターセプトし、適切なメインフレームまたはミッドレンジ プログラムにリダイレクトすることで、汎用プロキシとして機能します。 これらのコネクタは、メインフレームまたはミッドレンジ システムからのすべての出力パラメーターと値の戻り値も処理します。 コネクタがメソッド呼び出しをインターセプトすると、コネクタは、Azure Logic Apps エンジンによって認識される表現のパラメーターを、メインフレーム トランザクション プログラム (TP) が理解できる表現に変換して書式設定します。
HIS Designerを使用して、Azure Logic Apps のコネクタで使用するライブラリを作成します。 デザイナーは、成果物を手動で作成し、 コピーブックと呼ばれる COBOL または RPG 定義をインポートするのに役立ちます。 これらのコピーブックは、COBOL または RPG プログラムのデータ構造を定義するコードのセクションです。 コピーブックのインポートは、これらのオブジェクトを作成する最も一般的な方法です。 Logic Apps の HIS Designerでサポートされるプロジェクトには、ホスト アプリケーション (CICS および IMS システム用) プロジェクトとホスト ファイル プロジェクト (IBM ホスト ファイル用) の 2 種類があります。
Logic Apps 用の HIS Designerのダウンロード
Logic Apps の HIS Designerは、ダウンロード センターからダウンロードしてインストールできます。 唯一の前提条件は Microsoft .NET Framework 4.8 です。