リモート環境を指定するコードの記述

アプリケーションでは、 プロパティを SelectionHint 設定して、リモート環境 (RE) をプログラムで指定できます。 アプリケーションは RE を指定することにより、トランザクション・インテグレーター (TI) ランタイム環境が TI コンポーネントのメソッドの呼び出しを処理するときにトランザクション・プログラムが実行される CICS または IMS 領域を識別します。

次の Visual Basic コードは、 プロパティを設定する方法を SelectionHint 示しています。

Dim objExample As Object  
Dim Store As String  
Set objExample = CreateObject("MyComponent.MyInterface")  
Open "My REList.txt" for Input as #1  
Line Input #1, strRE  
Close #1  
  
objExample.SelectionHint = strRE  
RtrnVal = objExample.method1(parm1,  , parmN) 'Use RE named "MyRemEnvName"  
  

この例では、 への呼び出しを処理するときに、 という名前 MyRemEnvName の RE を使用するようにアプリケーションが TI ランタイム環境に明示的に指示する method1方法を示します。 この例では、 MyRemEnvName はファイル MyREList.txt の最初の文字列です。 その後に割り当て後 method1SelectionHint 行われたメソッド呼び出しは、新しい RE ではなく、コンポーネントに割り当てられた元の RE を使用して処理されます。 つまり、既定の RE のプログラムによるオーバーライドは、1 つのメソッド呼び出しを超えて続行されません。

アプリケーションがプロパティを RE の名前に対応しない文字列に設定 SelectionHint しようとすると、エラーが報告され、元の RE が使用されます。

プロパティは SelectionHint 、非アクティブ化された RE に設定できます。 ただし、非アクティブ化された RE が選択されているため、オブジェクトに対する次のメソッド呼び出しは失敗します。

SelectionHint プロパティは省略可能です。 プロパティで SelectionHint RE が指定されていない場合、TI ランタイム環境では元の RE が使用されます。

関連項目

SelectionHint プロパティを使用したリモート環境の選択