JavaScript 用 Azure Logger クライアント ライブラリ - バージョン 1.1.2
@azure/logger
パッケージを使用すると、JavaScript 用 Azure SDK のログ記録を有効にすることができます。
Azure SDK のログ記録は、次の方法で有効にすることができます。
- AZURE_LOG_LEVEL 環境変数の設定
- "@azure/logger" からインポートされた setLogLevel の呼び出し
- 特定のロガーでの enable() の呼び出し
DEBUG
環境変数の使用。
AZURE_LOG_LEVEL が設定されている場合、DEBUG よりも優先されることに注意してください。 AZURE_LOG_LEVEL の指定や setLogLevel の呼び出しを行うことなく、DEBUG のみを使用します。
作業の開始
インストール
次のように npm を使用してこのライブラリをインストールします
npm install @azure/logger
主要概念
@azure/logger
パッケージでは、詳細度が最も高いものから最も低いものの順に指定された、次のログ レベルがサポートされています。
- verbose
- info
- warning
- error
プログラムで、または AZURE_LOG_LEVEL
環境変数を使用してログ レベルを設定すると、選択したログ レベル以下のレベルで書き込まれたログが出力されます。
たとえば、ログ レベルを warning
に設定すると、ログ レベル warning
または error
を持つすべてのログが生成されます。
注: 要求と応答をログに記録するときは、これらのオブジェクトをサニタイズして、シークレットを含むヘッダーなどが Authorization
ログに記録されないようにします。
要求と応答の本文はログに記録されません。 ヘッダーは、次の一覧に含まれているか、クライアント SDK によって明示的に許可されていない限り、既定で編集されます。
- "x-ms-client-request-id",
- "x-ms-return-client-request-id",
- "x-ms-useragent",
- "x-ms-correlation-request-id",
- "x-ms-request-id",
- "client-request-id",
- "ms-cv",
- "return-client-request-id",
- "traceparent",
- "Access-Control-Allow-Credentials",
- "Access-Control-Allow-Headers",
- "Access-Control-Allow-Methods",
- "Access-Control-Allow-Origin",
- "Access-Control-Expose-Headers",
- "Access-Control-Max-Age",
- "Access-Control-Request-Headers",
- "Access-Control-Request-Method",
- "Origin",
- "Accept",
- "Accept-Encoding",
- "Cache-Control",
- "Connection",
- "Content-Length",
- "Content-Type",
- "Date",
- "ETag",
- "Expires",
- "If-Match",
- "If-Modified-Since",
- "If-None-Match",
- "If-Unmodified-Since",
- "Last-Modified",
- "Pragma",
- "Request-Id",
- "Retry-After",
- "Server",
- "Transfer-Encoding",
- "User-Agent",
- "WWW-Authenticate",
例
例 1 - 基本的な使用方法
const { EventHubClient } = require('@azure/event-hubs');
const logger = require('@azure/logger');
logger.setLogLevel('info');
// operations will now emit info, warning, and error logs
const client = new EventHubClient(/* params */);
client.getPartitionIds()
.then(ids => { /* do work */ })
.catch(e => { /* do work */ });
});
例 2 - ログ出力のリダイレクト
const { AzureLogger, setLogLevel } = require("@azure/logger");
setLogLevel("verbose");
// override logging to output to console.log (default location is stderr)
AzureLogger.log = (...args) => {
console.log(...args);
};
AzureLogger
を使用すると、AzureLogger.log
メソッドをオーバーライドすることで、Azure SDK からのログ出力をリダイレクトできます。 これは、stderr 以外の場所にログをリダイレクトしたい場合に便利です。
次のステップ
rushx test
を実行することで、テストをローカルでビルドして実行できます。 test
フォルダーを調べて、パブリック クラスの高度な使用状況と動作を確認します。
トラブルシューティング
このライブラリの使用中に問題が発生した場合は、お気軽に問題を提出してください。
共同作成
このライブラリに投稿する場合、コードをビルドしてテストする方法の詳細については、投稿ガイドを参照してください。
Azure SDK for JavaScript
フィードバック
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