接続文字列は、管理コマンドKusto API、および Kusto 照会言語 (KQL) クエリで広く使用されています。
接続文字列は、Kusto サービス エンドポイントだけでなく、Kusto 外部のリソース (Azure Blob Storage サービスの BLOB や Azure SQL Database データベースなど) を検索して操作する方法を説明します。
接続文字列の種類
次の表では、Kusto の接続文字列形式の種類について説明します。
書式 | 説明 |
---|---|
Kusto の接続文字列 | Kusto サービス エンドポイントと通信する方法について説明します。 Kusto 接続文字列は、ADO.NET 接続文字列 をモデル化します。 |
ストレージ 接続文字列 | Azure Blob Storage や Azure Data Lake Storage などの外部ストレージ サービスで Kusto をポイントする方法について説明します。 |
SQL 接続文字列 | Kusto を外部 SQL Server データベースにポイントしてクエリを実行する方法、またはデータを SQL に エクスポートする方法について説明。 これらの接続文字列は、SqlClient の接続文字列仕様に準拠しています。 |
接続文字列を使用した認証
非パブリック外部ストレージまたは外部 SQL Server データベースと対話するには、接続文字列の一部として認証の詳細を指定する必要があります。 詳細については、「 Storage 認証方法 および SQL Server 認証方法を参照してください。
プライバシーとセキュリティ
シークレットを含む任意の接続文字列に 'h' プレフィックスを追加することをお勧めします。 この方法により、接続文字列内の個人情報がテレメトリ データでに読み込まれます。
次の表では、'h' 文字列を使用して個人情報を非表示にする方法について説明します。
目標 | メソッド | 構文 |
---|---|---|
接続文字列全体を非表示にする | 接続文字列の前に 'h' を付きます。 | h"<connection_string>" |
文字列のシークレット部分のみを非表示にする | 接続文字列をリソースの場所とシークレット情報に分割し、2 つの間に "h" を追加します。 | "<resource_location>"h"<secret>" |