次の方法で共有


アドレス帳のデータバインディング オブジェクト

適用先: Access 2013、Office 2013

Address Book アプリケーションでは、RDS.DataControl オブジェクトを使って、SQL Server データベースのデータをクライアントの HTML ページに表示されるオブジェクト (この場合は DHTML テーブル) にバインドします。 イベントドリブン型の VBScript プログラム ロジックでは、 RDS.DataControl を使って次の処理を行います。

  • データベースのクエリ、データベースへの更新の送信、およびデータ グリッドの更新を行います。

  • ユーザーがデータ グリッド内の最初のレコード、最後のレコード、または現在のレコードの前後のレコードに移動できるようにします。

次のコードで、 RDS.DataControl コンポーネントを定義します。

 
<OBJECT classid="clsid:BD96C556-65A3-11D0-983A-00C04FC29E33" 
   ID=DC1 Width=1 Height=1> 
   <PARAM NAME="SERVER" VALUE="https://<%=Request.ServerVariables("SERVER_NAME")%>"> 
   <PARAM NAME="CONNECT" VALUE="Provider=sqloledb; 
Initial Catalog=AddrBookDb;Integrated Security=SSPI;"> 
</OBJECT> 

OBJECT タグで、 RDS.DataControl コンポーネントをプログラム内に定義します。 このタグには、次の 2 種類のパラメーターがあります。

  • 一般的な OBJECT タグに関連するパラメーター

  • RDS.DataControl オブジェクトに固有のパラメーター

一般的な OBJECT タグ パラメーター

次の表に、OBJECT タグに関連するパラメーターを示します。

パラメーター 説明
Classid システムへの埋め込みオブジェクトの種類を識別する一意の 128 ビット番号。 この識別子は、ローカル コンピューターのシステム レジストリに保持されます。 (RDS のクラス ID の場合)。DataControl オブジェクトについては 、「RDS」を参照してください 。DataControl オブジェクト
Id 埋め込みオブジェクトの、ドキュメント全体での識別子であり、コード内でオブジェクトを識別するために使用されます。

RDS.DataControl タグ パラメーター

次の表に、 RDS.DataControl オブジェクトに固有のパラメーターを示します。 RDS.DataControl オブジェクトのすべてのパラメーター一覧、およびその実装時期については、「 DataControl オブジェクト (RDS)」を参照してください。

パラメーター 説明
サーバー HTTP を使用している場合、値はサーバー コンピューターの名前の前に https://
接続 SQL Server に接続するために RDS.DataControl に必要な接続情報を指定します。
SQL Recordset の取得に使用するクエリ文字列を設定または返します