Cellset オブジェクト (ADO MD)
適用先: Access 2013、Office 2013
多次元クエリの結果を表します。 キューブまたは他のセルセットから選択されたセルのコレクションになります。
注釈
Cellset 内のデータは、直接の配列のようなアクセス方法を使用して取得できます。 特定のメンバーに "ドリル ダウン" してそのメンバーに関するデータを取得できます。 たとえば、次のコードは、cst というセルセットの最初の軸の最初の位置の最初のメンバーのキャプションを返します。
cst.Axes(0).Positions(0).Members(0).Caption
セルセット内の現在のセルの概念はありません。 代わりに、 Item プロパティはセルセットから特定の Cell オブジェクトを取得します。 Item プロパティの引数によって、取得されるセルが決まります。 セルの一意の序数を指定できます。 セルセットの各軸に沿って位置番号を使用してセルを取得することもできます。 セルの取得の詳細については、 Item プロパティを参照してください。
Cellset オブジェクトのコレクション、メソッド、およびプロパティを使用すると、次の操作を実行できます。
Cellset オブジェクトの ActiveConnection プロパティを使用して、開いている接続をそのオブジェクトに関連付けることができます。
Open メソッドを使用して、多次元クエリを実行して結果を取得します。
Item プロパティを使用して、 Cellset から Cell を取得します。
FilterAxis プロパティを使用して、 Cellset 内のデータをフィルター処理するための次元に関する情報を取得します。
Source プロパティを使用して、 Cellset を定義するためのクエリを返すか、または指定します。
State プロパティを使用して、 Cellset の現在の状態 (開いている、閉じている、実行中、または接続中) を返します。
Close メソッドを使用して、 Cellset を開くか、または閉じます。
標準の ADO Properties コレクションを使用して、 Cellset に関するプロバイダー固有の情報を取得します。