適用先: Access 2013、Office 2013
COM では、ほとんどの操作は、関数が正常に完了したかどうかを示す HRESULT 戻りコードを返します。 #import ディレクティブは、各 "raw" メソッドまたはプロパティのラッパー コードを生成し、返された HRESULT を確認します。 HRESULT がエラーを示す場合、ラッパー コードは、HRESULT 戻りコードを引数として _com_issue_errorex() を呼び出すことによって COM エラーをスローします。 COM エラー オブジェクトは、 try-catch ブロックでキャッチできます。 (効率を高めるために、_com_error オブジェクトへの参照をキャッチしてください)。
これらは ADO エラーであり、ADO 操作の失敗によって生成されます。 基になるプロバイダーによって返されるエラーは、Connection オブジェクトの Errors コレクションに Error オブジェクトとして表示されます。
import ディレクティブは、ADO .dll で宣言されたメソッドおよびプロパティのエラー処理ルーチンを作成するにすぎません。 しかし、独自のエラー チェック マクロやインライン関数を記述することにより、上記と同じエラー処理機構を利用できます。 例については、トピック「Visual C++ Extensions」を参照してください。