適用先: Access 2013、Office 2013
イミディエイト モードは、 LockType プロパティが adLockOptimistic または adLockPessimistic に設定されているときに有効になります。 イミディエイト モードでは、Update メソッドを呼び出すことによって、行に対する操作が完了したことを宣言すると直ちにレコードに対する変更が通知されます。
Update を呼び出す
Update メソッドを呼び出す前に、追加または編集中のレコードから移動すると、ADO によって Update が自動的に呼び出され、変更が保存されます。 現在のレコードに対する変更を取り消す場合や、新しく追加したレコードを破棄する場合は、移動する前に CancelUpdate メソッドを呼び出す必要があります。
現在のレコードは、Update メソッドの呼び出し後も現在のレコードのままです。
CancelUpdate
CancelUpdate メソッドを使用して、現在の行に加えられた変更を取り消すか、新しく追加された行を破棄します。 変更が RollbackTrans メソッドでロールバックできるトランザクションの一部であるか、バッチ更新の一部である場合を除き、Update メソッドを呼び出した後、現在の行または新しい行に対する変更を取り消すことはできません。 バッチ更新の場合は、CancelUpdate メソッドまたは CancelBatch メソッドを使用して Update を取り消すことができます。
CancelUpdate メソッドを呼び出したときに新しい行を追加している途中であった場合は、 AddNew を呼び出す前に現在の行であった行が現在の行になります。
現在の行を変更したり、新しい行を追加したりしていない場合に CancelUpdate メソッドを呼び出すと、エラーが生成されます。