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MoveAndSizeWindow マクロ アクション

適用先: Access 2013、Office 2013

タブ付きドキュメントではなくウィンドウを重ねて使用するようにドキュメント ウィンドウ オプションを設定すると、" MoveAndSizeWindow/ウィンドウの移動とサイズ変更 " アクションを使用して、アクティブ ウィンドウの移動またはサイズ変更を行うことができます。 ドキュメント ウィンドウ オプションを設定する方法については、「注釈」セクションを参照してください。

設定

"MoveAndSizeWindow/ウィンドウの移動とサイズ変更" アクションの引数は次のとおりです。

アクションの引数

説明

Right

移動またはサイズ変更するウィンドウの左上隅の水平位置を、そのウィンドウを表示するウィンドウの左端からの距離で指定します。 [マクロ ビルダー] ウィンドウの [アクションの引数] セクションにある [] ボックスに、位置を入力します。

Down

移動またはサイズ変更するウィンドウの左上隅の垂直位置を、そのウィンドウを表示するウィンドウの上端からの距離で指定します。

Width

ウィンドウの幅を指定します。

Height

ウィンドウの高さを指定します。

この引数を指定しないと、ウィンドウの現在の設定が使用されます。

少なくとも 1 つの引数に対して値を入力する必要があります。

注:

各測定値はインチまたはセンチメートル単位で指定します。どちらの単位を使用するかは、Windows コントロール パネルの地域の設定によって決まります。

注釈

タブ付きドキュメントではなくウィンドウを重ねて使用するようにアプリケーションを設定するには、次の手順を実行します。

  1. [ オプション] をクリックします

  2. [ カレント データベース] をクリックします。

  3. [ アプリケーション オプション] の [ ドキュメント ウィンドウ オプション] で [ ウィンドウを重ねて表示する] をクリックします。

  4. [ OK] をクリックし、データベースを閉じて再度開きます。

このアクションは、ウィンドウの [ コントロール] メニューの [ 移動] または [ サイズ] をクリックした場合の操作と似ています。 メニュー コマンドでは、キーボードの方向キーを使用してウィンドウの移動またはサイズ変更を行います。 " MoveAndSizeWindow/ウィンドウの移動とサイズ変更 " アクションの場合、位置とサイズの値を直接入力します。 マウスを使用して、ウィンドウの移動およびサイズ変更を行うこともできます。

このアクションは、すべてのウィンドウおよびビューで使用できます。

ヒント

  • サイズを変更せずにウィンドウを移動するには、" Right/右 " および " Down/下 " 引数に値を入力し、" Width/幅 " および " Height/高さ " 引数は空白のままにしておきます。
  • 移動せずにウィンドウのサイズを変更するには、" Width/幅 " および " Height/高さ " 引数に値を入力し、" Right/右 " および " Down/下 " 引数は空白のままにしておきます。

Visual Basic for Applications (VBA) モジュールで "MoveAndSizeWindow/ウィンドウの移動とサイズ変更" アクションを実行するには、DoCmd オブジェクトの MoveSize メソッドを使用します。

マクロによるフォームの同期

次のマクロは、[仕入先] フォームの右下に [製品リスト] フォームを開き、現在の仕入先の商品を表示します。 このマクロは、" Echo/エコー "、" MessageBox/メッセージボックス "、" GoToControl/コントロールの移動 "、" StopMacro/マクロの中止 "、" OpenForm/フォームを開く "、および " MoveAndSizeWindow/ウィンドウの移動とサイズ変更 " の各アクションの使い方を示します。 また、" MessageBox/メッセージボックス "、" "GoToControl/コントロールの移動 "、" StopMacro/マクロの中止 " の各アクションで条件式を使用する方法も示しています。 このマクロを [仕入先] フォームの [商品の参照] ボタンに割り当てる必要があります。

条件

アクション

引数: 設定値

コメント

Echo

Echo On/エコーの設定: いいえ

画面の更新は停止しますが、マクロは実行されています。

IsNull([仕入先コード])

MessageBox

Message/メッセージ: 表示する商品を扱う仕入先のレコードに移動し、[商品の参照] ボタンを再度クリックします。 Beep: YesType: NoneTitle: サプライヤーを選択する

[仕入先] フォームに現在の仕入先が存在しない場合、メッセージを表示します。

GoToControl

Control Name/コントロール名: 会社名

フォーカスを [仕入先名] コントロールに移動します。

...

StopMacro

マクロを停止します。

OpenForm

フォーム名: 製品リスト ビュー: DatasheetFilter Name: Where Condition: [Supplier ID] = [Forms]![Suppliers]![SupplierID] データ モード: 読み取り専用ウィンドウ モード: 標準

[製品リスト] フォームを開き、現在の仕入先の製品を表示します。

MoveAndSizeWindow

Right/右: 0.7799" Down/下: 1.8"

[製品リスト] を [仕入先] フォームの右下に配置します。