SetTempVar マクロ アクション
適用先: Access 2013、Office 2013
SetTempVar アクションは、一時変数を作成し、特定の値に設定するために使用します。 作成した変数は、後続のアクションで条件や引数として使用したり、別のマクロ、イベント プロシージャ、フォーム、またはレポートで使用することができます。
設定
SetTempVar アクションの引数は次のとおりです。
アクションの引数 |
説明 |
---|---|
名前 |
一時変数の名前を入力します。 |
Expression/式 |
この一時変数の値を設定するために使用する式を入力します。 式の前に等号 (=) 記号を付けないでください。 [ビルド] ボタンをクリックすると、式ビルダーを使用してこの引数を設定できます。 |
注釈
一度に定義しておくことのできる一時変数は、最大 255 個です。 一時変数は、削除しなければ、データベースを閉じるまでメモリに残ったままとなります。 不要になった一時変数は削除することをお勧めします。 特定の一時変数を削除するには、削除する一時変数の名前を引数に指定して RemoveTempVar アクションを実行します。 複数の一時変数を一括して削除するには、 RemoveAllTempVars アクションを使用します。
一時変数はグローバルな変数です。 一時変数は、作成されると、イベント プロシージャ、Visual Basic for Applications (VBA) モジュール、クエリ、または式で参照できます。 たとえば、 MyVar という名前の一時変数を作成した場合、次の構文を使用して、テキスト ボックスのコントロール ソースとして変数を使用できます。
=[TempVars]![MyVar]
注:
[!メモ] マクロ、クエリ、およびイベント プロシージャでは、式の前に等号 (=) を付ける必要はありません。
一時変数は、アドインまたは参照先データベースでも参照できます。
VBA モジュールで SetTempVar アクションを実行するには、TempVars オブジェクトの Add メソッドを使用します。
例
次のマクロでは、SetTempVar アクションを使用して一時変数を作成し、条件およびメッセージ ボックスで一時変数を使用してから削除する方法を示しています。
条件 |
アクション |
引数 |
---|---|---|
SetTempVar |
"Name/名前": MyVarExpression: InputBox("0 以外の数字を入力してください。") |
|
[TempVars]![MyVar]<>0 |
MessageBox |
メッセージ: ="入力しました" & [TempVars]![MyVar] & "."ビープ音: YesType: 情報 |
RemoveTempVar |
Name/名前: MyVar |