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ShowAllRecords マクロ アクション

適用先: Access 2013、Office 2013

"ShowAllRecords/全レコードの表示" アクションを使用すると、作業中のテーブル、クエリの結果セット、またはフォームに適用されているフィルターを解除して、テーブルまたは結果セットのすべてのレコード、またはフォームの基になっているテーブルまたはクエリのすべてのレコードを表示できます。

設定

"ShowAllRecords/全レコードの表示" アクションには、引数はありません。

注釈

このアクションを使用すると、テーブル、クエリの結果セット、またはフォームのすべてのレコード (変更されたレコードまたは新しいレコードを含む) が表示されます。 このアクションにより、フォームまたはサブフォームに対してレコードの再クエリが実行されます。

また、このアクションを使用して、" ApplyFilter/フィルターの実行 " アクション、[ ホーム] タブの [ フィルター] コマンド、または " OpenForm/フォームを開く " アクションの " Filter Name/フィルター名 " または " Where Condition/Where 条件式 " 引数で適用されたフィルターを解除することもできます。

このアクションの動作は、[ ホーム] タブの [ フィルターの切り替え] をクリックするか、フォーム ビュー、レイアウト ビュー、またはデータシート ビューでフィルターが適用されたフィールドを右クリックして [ フィルターのクリア] をクリックした場合と同じです。

Visual Basic for Applications (VBA) モジュールで " ShowAllRecords/全レコードの検索 " アクションを実行するには、 DoCmd オブジェクトの ShowAllRecords メソッドを使用します。

マクロによるフィルターの適用

次のマクロでは、一連のアクションを使用して、"顧客電話帳" フォームの各レコードにフィルターを適用します。 このマクロでは、" ApplyFilter/フィルターの実行 " アクション、" ShowAllRecords/全レコードの表示 " アクション、および " GoToControl/コントロールの移動 " アクションの使い方を示します。 また、フォームでオプション グループのどのトグル ボタンが選択されたかを判断するための条件の使い方も示します。 アクションの各行は、レコードセットを選択するトグル ボタンに関連付けられており、たとえば、ア行、カ行、サ行などから始まるレコードや、すべてのレコードを選択します。 このマクロは、[会社名フィルター] オプション グループの "AfterUpdate/更新後処理" イベントに設定します。

条件

アクション

引数: 設定値

コメント

[会社名フィルター] =1

ApplyFilter

"Where Condition/Where 条件式": [フリガナ] Like "[アイウエオ]*"

ア行で始まる会社名を抽出します。

[会社名フィルター] =2

ApplyFilter

"Where Condition/Where 条件式": [フリガナ] Like "[カキクケコガギグゲゴ]*"

カ行またはガ行で始まる会社名を抽出します。

[会社名フィルター] =3

ApplyFilter

"Where Condition/Where 条件式": [フリガナ] Like "[サシスセソザジズゼゾ]*"

サ行またはザ行で始まる会社名を抽出します。

タ、ダ行からワ行までのアクション行についても、ア行からサ、ザ行までと同じ形式を使用します。

[会社名フィルター] =26

ApplyFilter

"Where Condition/Where 条件式": [フリガナ] Like "[abcdefghijklmnopqrstuvwxyz]*"

アルファベットで始まる会社名を抽出します。

[会社名フィルター] =27

ShowAllRecords

全レコードを表示します。

[RecordsetClone]。[RecordCount]>0

GoToControl

Control Name/コントロール名: 会社名

選択した文字で始まるレコードが抽出されたら、[会社名] コントロールに移動します。