NoScribble State
適用対象: Outlook 2013 | Outlook 2016
NoScribble 状態は、メッセージに対する変更が保存されていることを示します。 フォーム オブジェクトのユーザー インターフェイスに格納されている値の実際の保存は、フォーム オブジェクトの IPersistMessage::Save メソッドがクライアント アプリケーションによって呼び出されたときに発生します。 次の表では、NoScribble 状態からの許可される遷移について説明します。
IPersistMessage メソッド | 操作 | 新しい状態 |
---|---|---|
IPersistMessage::SaveCompleted(pMessage == NULL) |
フォームが NoScribble 状態になり、メッセージが変更された IPersistMessage::Save 呼び出しで fSameAsLoad フラグが TRUE であった場合は、内部的に変更を保存済みとしてマークし、IMAPIViewAdviseSink::OnSaved メソッドを呼び出します。 |
Normal |
IPersistMessage::SaveCompleted(pMessage != NULL) |
IPersistMessage::HandsOffMessage メソッド (OLE IPersistStorage::HandsOffStorage メソッドと同様) を呼び出し、その後に通常の SaveCompleted アクションを呼び出します。 SaveCompleted が成功した場合は、標準状態を入力します。 それ以外の場合は、 HandsOffAfterSave 状態を 入力します。 | Normal または HandsOffAfterSave |
HandsOffMessage |
埋め込みメッセージに 対して HandsOffMessage メソッドを再帰的に呼び出すか、埋め込み OLE オブジェクトの OLE IPersistStorage::HandsOffStorage メソッドを呼び出します。 メッセージ オブジェクトと埋め込みメッセージまたはオブジェクトを解放します。 | HandsOffAfterSave |
保存、 IPersistMessage::InitNew、または IPersistMessage::Load |
最後のエラーを に設定し、E_UNEXPECTEDを返します。 | NoScribble |
IPersistMessage::GetLastError |
最後のエラーを返します。 | NoScribble |
その他 の IPersistMessage: IUnknown メソッドまたは他のインターフェイスからのメソッド |
最後のエラーを に設定し、E_UNEXPECTEDを返します。 | NoScribble |