この例では、ReminderSet プロパティを使用して予定アイテムのリマインダーを作成する方法を示します。
例
注:
次のコード サンプルは、『Programming Applications for Microsoft Office Outlook 2007』からの抜粋です。
Outlook では、AppointmentItem オブジェクトの ReminderSet プロパティを使用して、予定に事前通知を設定できます。 このプロパティは、予定に対して事前通知が作成されているかどうかを示します。 ReminderSet プロパティを true に設定すると通知が作成され、 false に設定すると通知が削除されます。
次のコード例の ReminderExample では、California 州の Napa で開催されるワイン試飲会のプライベートな予定に対するリマインダーを作成して、その予定の開始 2 時間前に通知されるようにリマインダーを設定します。 ReminderExample では、まず、Outlook AppointmentItem オブジェクトを作成します。 その後、アイテムの Sensitivity プロパティを olPrivate に設定します。 これにより、予定がプライベートな予定であることを示します。 その他の予定のプロパティ (Start と End の時刻など) を設定した後で、ReminderExample では ReminderMinutesBeforeStart プロパティを設定して、予定の開始何分前にリマインダーが表示ようにするかを指示します。 この例では、ReminderMinutesBeforeStart が 120 分 (2 時間) に設定されています。
Visual Studio を使用してこのコード例をテストする場合、Microsoft.Office.Interop.Outlook 名前空間をインポートするときに、まず Microsoft Outlook 15.0 オブジェクト ライブラリ コンポーネントへの参照を追加し、Outlook 変数を指定します。 using ステートメントは、コード例の関数の前に直接置くことはできません。パブリッククラス宣言の前に追加する必要があります。 次のコード行は、C# でインポートおよび割り当てを行う方法を示しています。
using Outlook = Microsoft.Office.Interop.Outlook;
private void ReminderExample()
{
Outlook.AppointmentItem appt = Application.CreateItem(
Outlook.OlItemType.olAppointmentItem)
as Outlook.AppointmentItem;
appt.Subject = "Wine Tasting";
appt.Location = "Napa CA";
appt.Sensitivity = Outlook.OlSensitivity.olPrivate;
appt.Start = DateTime.Parse("10/21/2006 10:00 AM");
appt.End = DateTime.Parse("10/21/2006 3:00 PM");
appt.ReminderSet = true;
appt.ReminderMinutesBeforeStart = 120;
appt.Save();
}