Power Automate のスクリプトとの間でデータを渡す

Power Automate は、プログラムを 1 つの自動化されたワークフローにまとめます。 各コネクタには、受け入れるパラメーターと返される値が異なります。 スクリプトを記述して、"スクリプトの実行" Power Automate アクションを展開して、追加の入力を取得したり、出力を提供したりできます。

スクリプトの入力は、 関数にパラメーターを main 追加することによって指定されます。 スクリプトからの出力は、main に戻り値の型を追加することによって宣言されます。

注:

フローで "スクリプトの実行" ブロックを作成すると、受け入れられたパラメーターと返される型が設定されます。 スクリプトのパラメーターまたは戻り値の型を変更する場合は、フローの "スクリプトの実行" ブロックを再実行する必要があります。 これにより、データが正しく解析されていることが確認されます。

パラメーターを使用してスクリプトにデータを渡す

フローの他の部分からの入力を提供するパラメーターをスクリプトに追加します。 フロー ベースのスクリプトのパラメーターを追加するプロセスは、Excel クライアントを介して実行されるスクリプトの場合と同じです。 スクリプトへの入力の提供については、「スクリプトの ユーザー入力を取得する」を参照してください。

次のスクリーンショットは、署名 function main(workbook: ExcelScript.Workbook, location: string = "Seattle") を含むスクリプトが表示される内容を示しています。

型共用体によって作成されたドロップダウン メニューは、Power Automate でも同じように機能します。

'Seattle' と 'Redmond' の間の選択肢がある 'Location' という名前の追加のパラメーター フィールドを示すスクリプトの実行アクション。

スクリプトからデータを返す

スクリプトではブックからデータを返すことができ、Power Automate フローの動的なコンテンツとして使用することができます。 オブジェクトを返すには、戻り値の型構文を main 関数に追加します。 たとえば、スクリプトから string 値を返す場合、main シグネチャは function main(workbook: ExcelScript.Workbook): string になります。

返された値は、フローの [スクリプトの実行] アクションの動的コンテンツとして表示されます。 動的コンテンツの名前は "result" です。

データを返す際に許容される型は、パラメーターの場合と同じです。 型の制限の詳細については、 スクリプトのユーザー入力の取得に関する記事を参照してください。

関連項目