次の方法で共有


SUMIF、COUNTIF、および COUNTBLANK 関数は"#VALUE!" を返します。エラー

現象

SUMIF、SUMIFSCOUNTIFCOUNTIFS、または COUNTBLANK 関数を含む数式は、Microsoft Excel で "#VALUE!" エラーを返す場合があります。

注:

この動作は、DAVERAGEDCOUNT、DCOUNTADGETDMAXDMINDPRODUCTDSTDEV、DSTDEVPDSUMDVAR、DVARP などの Dfunctions にも適用されます。 OFFSET 関数と INDIRECT 関数にもこの動作があります。

原因

この動作は、関数を含む数式が閉じたブック内のセルを参照し、セルが計算されるときに発生します。

注:

参照先のブックを開くと、数式が正しく動作します。

回避策

この動作を回避するには、配列数式で SUM 関数と IF 関数を組み合わせて使用します。

注:

各数式を配列数式として入力する必要があります。 Microsoft Excel for Windows で配列数式を入力するには、Ctrl キーを押しながら Shift キーを押しながら Enter キーを押します。

Sumif

次のような数式を使用する代わりに、

=SUMIF([Source]Sheet1!$A$1:$A$8,"a",[Source]Sheet1!$B$1:$B$8)

次の式を使用します。

=SUM(IF([Source]Sheet1!$A$1:$A$8="a",[Source]Sheet1!$B$1:$B$8,0))

Countif

次のような数式を使用する代わりに、

=COUNTIF([Source]Sheet1!$A$1:$A$8,"a")

次の数式を使用します。

=SUM(IF([Source]Sheet1!$A$1:$A$8="a",1,0))

COUNTBLANK

次のような数式を使用する代わりに、

=COUNTBLANK([Source]Sheet1!$A$1:$A$8)

次の数式を使用します。

=SUM(IF([Source]Sheet1!$A$1:$A$8="",1,0))

SUM(IF()) 配列数式を使用する場合は、論理 ANDまたは OR を使用して SUMIFS 関数または COUNTIFS 関数を置き換えます。

状態

この動作は仕様です。

詳細

SUMIF 関数は、次の構文を使用します。

=SUMIF(range, criteria, sum_range).

詳細については、「 #VALUE! エラーを修正する方法 」を参照してください。

リファレンス

これらの関数の作成に役立つウィザードの詳細については、[ヘルプ] メニューの [Microsoft Excel ヘルプ] をクリックし、Office アシスタントまたは応答ウィザードの条件付き合計ウィザードを使用して条件を満たす値を集計するを入力し、[検索] をクリックしてトピックを表示します。

配列式の詳細については、[ヘルプ] メニューの [Microsoft Excel ヘルプ] をクリックし、数式を使用して Office アシスタントまたは応答ウィザードで他のワークシートやブックの値を計算する方法を入力し、[検索] をクリックしてトピックを表示します。