コンピューターにフォントが見つからない場合に Office ドキュメントを開くエラー メッセージ
現象
Microsoft Wordでドキュメントを開くと、次のいずれかのエラー メッセージが表示されます。
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メモリまたはディスク領域が不足しています。 Wordは、要求されたフォントを表示できません。
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完全に表示するのに十分なシステム リソースがありません。
注:
エラー メッセージは、他の Office アプリケーション (Microsoft Excel、Microsoft PowerPoint など) でも発生します。
Fonts フォルダーのアクセス許可は、既定のアクセス許可とは異なる場合があります (既定のアクセス許可については、次のスクリーンショットを参照してください)。 既定のアクセス許可をチェックするには、コマンド プロンプト ウィンドウを開き、コマンドをicacls C:\Windows\Fonts
実行します。
原因
Windows 7、Windows 8、または Windows 8.1 から Windows 10 にアップグレードする場合、既定のアップグレード後に特定のフォントを使用することはできません。 オペレーティング システムのフットプリントを減らし、パフォーマンスを向上させ、ディスク領域の使用を最適化するために、以前のバージョンの Windows に含まれるフォントの多くは、Windows 10のオプション機能に移行されました。 Windows 10の新しいインスタンスをインストールするか、以前のバージョンの Windows をWindows 10にアップグレードする場合、これらのオプション機能は既定では有効になっていません。 その結果、フォントがシステムに見つからないように見えます。
フォルダーの C:\Windows\Fonts
アクセス許可が変更された場合、または既定のアクセス許可とは異なる場合、アップグレード後も保持され、問題が発生します。
解決方法
不足しているフォントを使用して作成されたドキュメントがある場合は、Windows 10で異なる方法で表示される場合があります。
たとえば、英語またはローマ字のアルファベット言語バージョンのWindows 10がインストールされている場合、次のフォントが見つからない場合があります。
- Gautami
- メイリオ
- ナルキズム/バタン
- BatangChe
- Dotum
- DotumChe
- Gulim
- GulimChe
- Gungsuh
- GungsuhChe
これらのフォントを使用する場合は、オプション機能を有効にしてシステムに追加します。 これは、Windows 10の動作の永続的な変更であることに注意してください。
詳細については、「Windows 10 にアップグレードした後に不足しているフォントをインストールする方法」を参照してください。
詳細情報
Office アプリケーション以外の問題
Office アプリケーションでこの問題が発生すると、ワードパッドの [フォント] ドロップダウン メニューの次の動作も表示されます。