現象
Microsoft 365 デスクトップ アプリでオンプレミスの SharePoint からWordまたは PowerPoint ファイルを開くと、現在のサーバー ドキュメントの内容ではなく、ローカル キャッシュされたファイルが表示されます。 アプリ ウィンドウの下部にあるステータス バーの中央に、[使用可能な更新] ボタンが表示されます。
原因
この動作は仕様です。 自動保存機能は、オンプレミスの SharePoint では使用できません。 そのため、[使用可能] を選択するまで、アプリは SharePoint サーバーからの変更更新マージしません。
回避策
Office でサーバー上の現在のファイルを毎回開く場合は、自動保存をオフにすることができます。
重要
[自動保存] をオフにした後、SharePoint Online からファイルを開いた場合、リアルタイム共同編集は機能しません。 リアルタイム共同編集を有効にするには、自動保存を手動で有効にする必要があります。
個々のコンピューターで自動保存をオフにする
[スタート] を選択し、「regedit」と入力し、検索結果から [レジストリ エディター] を選択します。
次のサブキーに移動します。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\word
サブキーを右クリックし、[ 新規] を選択し、[ DWORD (32 ビット値)] を選択します。
値に という名前を付けます autosavebydefaultadminchoice。
新しい値を右クリックし、[ 変更] を選択し、[ 値データ] を 2 に設定します。
次のサブキーに移動します。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\powerpoint
手順 3 ~ 5 を繰り返して、このサブキーの新しい DWORD 値を作成します。
IT 管理者によるすべてのユーザーの自動保存をオフにする
グループ ポリシーを使用してすべてのユーザーの自動保存をオフにする IT 管理者の場合は、次のレジストリ ハイブで DWORD 値 autosavebydefaultadminchoice を作成し、その 16 進値を 2 に設定します。
HKEY_CURRENT_USER\software\policies\microsoft\office\16.0\word
HKEY_CURRENT_USER\software\policies\microsoft\office\160\powerpoint