Error ステートメント
エラーの発生をシミュレートします。
構文
Errorerrornumber
必須のエラー番号は、任意の有効なエラー番号が可能です。
注釈
Error ステートメントには、下位互換性があります。 新しいコードで、特にオブジェクトを作成しているとき、Err オブジェクトの Raise メソッドを使用すると、実行時エラーを生成できます。
エラー番号を定義したら、Err オブジェクトのプロパティに次の既定値が割り当てられている場合、Error ステートメントによってエラー ハンドラーが呼び出されます。
プロパティ | 値 |
---|---|
Number | Error ステートメントに引数として指定された値です。 任意の有効なエラー番号を指定できます。 |
Source | 現在の Visual Basic プロジェクトの名前です。 |
Description | 文字列が存在する場合、指定した Number の Error 関数の戻り値に対応する文字列式です。 文字列が存在しない場合、Description には長さが 0 の文字列 ("") が格納されます。 |
HelpFile | Visual Basic の適切なヘルプ ファイルの完全修飾されたドライブ、パス、およびファイル名です。 |
HelpContext | エラーの Number プロパティに対応する適切な Visual Basic Help ファイルのコンテキスト ID です。 |
LastDLLError | ゼロです。 |
エラー ハンドラーが存在しない場合、または有効なエラー ハンドラーがない場合は、Err オブジェクトのプロパティからエラー メッセージが作成されて表示されます。
注:
すべての Visual Basic のホスト アプリケーション がオブジェクトを作成できるわけではありません。たとえば、4.0 より前のバージョンの Visual Basic for Applications を実行しているホストは、オブジェクトを作成することができません。 Err は ErrObject インスタンスを返す関数であるため、初期のバージョンでは使用することができません。 ホスト アプリケーションが実行している VBA のバージョンを確認するには、Visual Basic エディター (VBE) の詳細情報を参照してください。その情報内のホスト アプリケーションのドキュメントを参照して、クラスとオブジェクトを作成できるかどうかを確認してください。
例
この例では、エラー番号 11 のシミュレートに Error ステートメントを使用しています。
On Error Resume Next ' Defer error handling.
Error 11 ' Simulate the "Division by zero" error.
関連項目
サポートとフィードバック
Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。