Module.InsertText メソッド (Access)

InsertText メソッドは、指定した文字列を標準モジュールまたはクラス モジュールに挿入します。

構文

式。InsertText (Text)

式Module オブジェクトを表す変数。

パラメーター

名前	必須 / オプション	データ型	説明
テキスト	必須	String	モジュールに挿入する文字列を指定します。

戻り値

なし

解説

InsertText メソッドを使って文字列を挿入すると、文字列は、モジュールの末尾 (他のすべてのプロシージャの後) に配置されます。

複数の行を追加するには、Text 引数を構成する文字列内の目的の改行に組み込み定数 vbCrLf を含めます。 この定数は、強制的にキャリッジ リターンおよびライン フィードを実行します。

指定した行にテキストを挿入するには、 InsertLines メソッドを使います。 モジュールの宣言セクションにコードを挿入するには、 InsertText メソッドではなく InsertLines メソッドを使います。

注:

[!メモ] 以前のバージョンの Microsoft Access では、 InsertText メソッドは Application オブジェクトのメソッドでした。 Application オブジェクトの InsertText メソッドは引き続き使用できますが、代わりに Module オブジェクトの InsertText メソッドを使用することをお勧めします。

例

次の例では、テキストの文字列を標準モジュールに挿入します。

Function InsertProc(strModuleName) As Boolean 
 Dim mdl As Module, strText As String 
 
 On Error GoTo Error_InsertProc 
 ' Open module. 
 DoCmd.OpenModule strModuleName 
 ' Return reference to Module object. 
 Set mdl = Modules(strModuleName) 
 ' Initialize string variable. 
 strText = "Sub DisplayMessage()" & vbCrLf _ 
 & vbTab & "MsgBox ""Wild!""" & vbCrLf _ 
 & "End Sub" 
 ' Insert text into module. 
 mdl.InsertText strText 
 InsertProc = True 
 
Exit_InsertProc: 
 Exit Function 
 
Error_InsertProc: 
 MsgBox Err & ": " & Err.Description 
 InsertProc = False 
 Resume Exit_InsertProc 
End Function

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