アプリケーション オブジェクト (Access)

Application オブジェクトは、アクティブな Microsoft Office Access アプリケーションを参照するために使用します。

注釈

Application オブジェクトには、すべての Access オブジェクトとコレクションが含まれています。

Application オブジェクトを使用して、Access アプリケーション全体にメソッドまたはプロパティ設定を適用します。 たとえば、Application オブジェクトの SetOption メソッドを使用して、Visual Basic からデータベース オプションを設定できます。 次の例では、[ Access のオプション] ダイアログ ボックスの [ カレント データベース] タブにある [ ステータス バーを表示する] チェック ボックスをオンにします。

Application.SetOption "Show Status Bar", True

Access は、オートメーションをサポートした COM コンポーネントです。 オートメーションは、従来 OLE オートメーションと呼ばれていました。 オートメーションをサポートする別のアプリケーションから Application オブジェクトを使って Access オブジェクトを操作できます。

たとえば、Microsoft Visual Basic は COM コンポーネントです。 Visual Basic から Access データベースを開き、そのオブジェクトを操作できます。 Visual Basic から、最初に Access オブジェクト ライブラリへの参照を作成し、 次に Application クラスの新しいインスタンスを作成し、次の例のようにオブジェクト変数をポイントします。

Dim appAccess As New Access.Application

New キーワードをサポートしていないアプリケーションから、CreateObject 関数を使用して Application クラスの新しいインスタンスを作成できます。

Dim appAccess As Object 
Set appAccess = CreateObject("Access.Application")

Application クラスの新しいインスタンスを作成した後は、OpenCurrentDatabase メソッドまたは NewCurrentDatabase メソッドを使用して、データベースを開くか、新しいデータベースを作成できます。 その後、 Application オブジェクトのプロパティを設定したり、メソッドを呼び出したりすることができます。

Application オブジェクトの CommandBars プロパティを使って CommandBars オブジェクトへの参照を取得すると、この参照を使って Microsoft Office のコマンド バー オブジェクトおよびコレクションすべてにアクセスできます。

また、Application オブジェクトによって他の Access オブジェクトを操作することもできます。 たとえば、Access の DoCmd オブジェクトの OpenForm メソッドを使用して、Microsoft Office Excel から Access のフォームを開くことができます。

appAccess.DoCmd.OpenForm "Orders"

オートメーションによる参照の作成とオブジェクトの制御の詳細については、COM コンポーネントとして機能するアプリケーションのマニュアルを参照してください。

メソッド

プロパティ

関連項目

サポートとフィードバック

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